2代目“REGZA Phone”となるT-01Dは、映像技術のモバイルレグザエンジンが最新の5.0にバージョンアップ。HD表示(720×1280ピクセル)可能な4.3インチ液晶と1310万画素の裏面照射型CMOSカメラなど、F-05Dなみの基本スペックを備えた。また、高音質なサウンドを楽しめるエンジン「Dolby Mobile v3」を内蔵するなどAV機能を重視している。また、富士通端末でおなじみの指紋センサーも搭載している。
REGZA Phoneで気になるのが、ARROWSというブランドとの関係だ。これについて富士通 執行役員常務の大谷信雄氏は、「ARROWSはスマートフォン全体のブランドで、さらにサブブランドとして“X”や“μ”“kiss”がある。REGZA Phoneもこうしたサブブランドの1つ。ただ“REGZA”は、東芝の大事なブランドでもあり、AV機能などをコラボレートしていること、また(合弁)以前からあるブランドでもあり、ARROWSではなくREGZA Phoneを立たせている」と説明した。REGZA PhoneもARROWSのラインアップには含まれるが、AV機能などを東芝とコラボレートした、独自色の強い特化型製品として位置づけられるようだ。
こうしたARROWS製品群のなかでも新機軸なのが、女性を強く意識したARROWS Kiss F-03DとF-03D GIRLS'の2モデル。ともに幅59ミリとスマートフォンとして小型のボディを採用し、タッチパネルを操作するタッチペンが付属する。手書きを生かしたアプリが搭載される。F-03D GIRLS'はF-03Dをベースに、ティーン向け雑誌「Popteen」とコラボしたスマートフォンで、ボディにリボンやハートのアイテムをあしらい、さらにオリジナルアプリをプリセットしている。どちらのタッチパネルも、ペン先に素直に反応するよう独自のチューニングがほどこされた。
以上のスマートフォン5モデルに加え、回転2軸ボディのハイスペックな防水ケータイ「F-02D」、カーボンやチタンコーティングされた素材をパネルに用いたスリムな防水ケータイ「F-04D」、タッチパネル操作対応のワンプッシュオープンボタンを搭載した防水ケータイ「F-06D」と、F-06Dをベースに雑誌「nicola」とコラボレーションした「F-06D GIRLS'」の4モデルも用意。スマートフォン・iモードケータイあわせると、合計9モデルがドコモから発売されることになる。
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