ソフトバンクモバイルが10月1日、「iPhone 5」をモバイルWi-Fiルーターのように活用する「テザリング」機能の提供を、12月15日に前倒しすると発表した。これまでは、2013年1月15日から提供するとしていた。
今回の変更は、ソフトバンクモバイルと、ソフトバンクが完全子会社化するイー・アクセスとの業務提携により実現。テザリングを解禁するのには不安があったネットワークをイー・アクセスのネットワークで補強することで強固にし、トラフィックが増えても対応できる体制を作る。
イー・アクセスが提供する1.7GHz帯のLTEネットワークは、iPhone 5でも利用することができるという。そのため、ソフトウェアのアップデートなどを通してiPhone 5でイー・アクセスのネットワークを利用可能にし、テザリングを提供しても、ソフトバンクモバイルのネットワークに過大な負荷がかかり、障害などが起こらないようにする。

iPhone 5は1.7GHz帯の電波も利用できる。CSフォールバック(LTEのネットワークに接続中に音声着信があった場合に、3Gでの接続に切り替える仕組み)などをイー・アクセスのネットワークに組み込んだ上で、iPhone 5に対してネットワークを提供するなお、iPhone 5でパケット通信のデータ量が月間1.2Gバイトを超えると、速度制限をかける場合があるとしていたが、この制限は撤廃し、3日間のデータ量が1Gバイトを超えると速度制限をかける場合があるという、他社と共通の条件に変更する。
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