3M戦略第2弾は「ユーザーとのリレーション」──KDDI2013年夏モデル発表会(1/2 ページ)

» 2013年05月20日 20時48分 公開
[長浜和也,ITmedia]

カメラ機能と使いやすさと長時間駆動を重視した夏モデル

 KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は、2013年のキーワードとして“「スマートフォンが欲しい」から「スマートフォンで何かがやりたい」へ”を掲げ、KDDIの役割を“スマートフォンを「使いこなす」をサポートするキャリアへ”と位置づけた。その上で、KDDIが進めている「3M戦略」の第2弾として「スマートリレーションズ構想」を提示し、この構想のもとづいてKDDIは、スマートフォンとユーザーの生活におけるつながりを強化するサービスを提供していくと語った。

KDDI代表取締役社長の田中孝司氏(写真=左)。2013年は「スマートフォンで何かがやりたい」を掲げ(写真=中央)、ユーザーがスマートフォンを使いこなすためのサービスを提供する(写真=右)

 その構想を具体化する製品として登場する2013年夏モデルでは、グローバルモデルとしても展開している「HTC J One HTL22」と「Xperia UL SOL22」、そして、日本メーカーのブランドとして定着している「AQUOS PHONE SERIE SHL22」「URBANO L01」の4モデルを用意する。

 Xperia ULは、Xperis Zをベースにauモデルとしてチューニングしている。田中氏は、秒間15枚無制限連写機能と5インチサイズ解像度1080×1920ピクセルで433ppiという高い画面密度による高精細表示を訴求。さらに、WLAKMANアプリによる音楽利用や、“コンマ数ミリ”のレベルでチューニングして持ちやすい形状とサイズを定めていったことを紹介した。


Xperia UL SOL22では、秒間15枚の無制限連写と433ppiの高精細画質、高音質な音楽再生機能に持ちやすい形状のボディを訴求する

 AQUOS PHONE SERIE SHL22では、IGZOディスプレイと容量3080mAhのバッテリーによる長時間駆動とF1.9のレンズを採用して暗いシーンでも撮影できるようになったカメラ機能を訴求する。また、ユーザーインタフェースでは、ディプレイをなぞったりボディを振ったりして実現する操作を導入したこともアピールポイントとして取り上げた。

 URBANO L01では、30分で50パーセントの充電が可能な急速充電機能を紹介するほか、受話音声が聞きやすい「スマートソニックレシーバー」、フィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換えるユーザーでも見やすく使いやすいホーム画面を用意したことを紹介した。

AQUOS PHONE SERIE SHL22では、IGZOと3080mAhバッテリーによる長時間駆動とF1.9レンジで暗いシーンでも撮影が可能になったカメラ機能を紹介した

URBANO L01では、急速充電対応と通話音声を聞き取りやすい「スマートソニックレシーバー」や見やすいホーム画面など、使いやすさを取り上げた

 HTC J One HTL22では、シャッターを押す1秒前から4秒間に静止画と動画を撮影し、最もよい状態の画像を保存するHTCのカメラ機能「HTC Zoe」と、正面のディスプレイ上下にスピーカーを内蔵して横置きでステレオ再生ができる「デュアルフロントスピーカー」、そして、HTC J Oneにチューニングしたアンプ「Beats Audio」に注目する。また、外観ではフルメタルボディと背面と上下左右側面に丸みを持たせて持ちやすくしたフォルムをアピールした。

 アクセサリーの「au+1 collection」では、HTC J Oneの通話用とSMS確認用の子機として使える「HTC J One Mini」、HTC J One対応カバー付きケースの「Hard Shell Double Dip Flip」、モバイルバッテリー「HTC Battery Bar」を用意。ほかにも、フルセグ対応モバイルチューナーや充電器、各種ケースを投入する。


HTC J One HTL22では、HTC Zoe、デュアルフロントスピーカー、Beats Audio、そして、フルメタルボディをアピールした

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