現在無線によるデータ転送で、通信速度を上げるために利用しているMIMO(Multiple Input Multiple Output)では、キャリアの基地局とユーザーの端末側のそれぞれで複数のアンテナを組み合わせているが、組み合わせるアンテナの数が増えるにつれて干渉が発生する。
KDDI研究所が開発したAdvanced MINO技術は、従来のMIMOと比べて、組み合わせるアンテナの数が増えても干渉を減らして、周波数利用効率を上げることが可能になった。このことで、周波数利用効率をLTEの約3倍となる20bps/Hzに向上できるとKDDI研究所は説明している。
KDDI研究所は、Advanced MIMO技術の標準化提案を行い、早期の実用化を目指すとしている。
KDDIが災害対策訓練を公開 移動基地局から可搬基地局への復旧リレーも披露
KDDI、「大規模画像認識技術」を活用したARサービスを開始
KDDI、声でスマホを操作する「おはなしアシスタント」を発表
モバイルワーク時代、KDDIの強みはあらゆるレイヤーに対応できる総合力――KDDIの東海林氏Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.