カナダBlackBerryは2月25日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)において、QWERTYキーボード搭載端末を復活させると発表した。「BlackBerry Q20」というモデルを2014年下半期(7〜12月)に発売するという。
昨年11月に同社の暫定CEOに就任し、12月に正式なCEOとなった元SybaseのCEO、ジョン・チェン氏は「90日前にCEO就任して以来、多くの熱烈なBlackBerryユーザーの皆さんから物理的なQWERTYキーボードとトラックパッドこそがBlackBerryの真髄だという声を聞いた。われれは皆さんの声に応える」と語った。
Q20はQWERTY搭載BlackBerryとしては最大の3.5インチディスプレイを搭載し、バッテリー持続時間も改善されるという。
同社は2013年1月に「BlackBerry Q10」を発表した後、物理キーボード搭載端末を提供していない。
同社はこの他、新興国向けの物理キーボードのない5インチのBlackBerry端末「Z30」や企業向け新サービスなどを発表した。同社は昨年2月、日本からの撤退が報じられており、日本のWebサイトはサポートのみになっている。
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