2月24日からスペインのバルセロナで開催された「Mobile World Congress 2014」は、世界中のモバイル関連企業が集まる一大イベント。次世代規格の標準化など、新技術の方向性を決める会合が数多く行われ、各社の新製品や新サービスが展示されます。その年だけでなく、モバイル業界の将来行く末を占う重要なイベントなのです。
今年のMWCでは、ソニーモバイルの「Xperia Z2」「Xperia M2」、Samsung電子の「GALAXY S5」、LGエレクトロニクスの「G Pro 2」などが登場。また、Nokia初のAndroidスマホやFirefox OSを搭載した新興国向けの低価格スマホ、Tizenを採用したウェアラブルデバイスにも注目が集まりました。技術面ではVoLTEやLTE-Advanced、5Gなどの次世代高速通信がここ数年のトピック。Intelが発表した新AtomチップとLTE対応のモデムチップも話題となりました。
バルセロナから次々と飛び込んでくるMWC関連のニュースに触れているうちに、昨年取材した「Mobile World Congress 2013」で遭遇した、ある光景を思い出しました。
昨年のIntelブース付近では、同社のAtomプロセッサを搭載した“Intel inside”なAndroidスマートフォンをアピールするべく、来場者をもてなす複数のドロイド君の姿が。
ラテンな血が騒ぐのか、ちょっと迷惑なくらい元気いっぱいに動き回るドロイド君。あれがAtomプロセッサのパフォーマンスか……と思いつつ、PCでメールチェックできるような休憩場所を探していると(会場が広いのでプレスセンターまでもどりたくない)、人の流れが途切れた一画にいつもと違う様子のドロイド君の姿が。
充電が必要なのは分かりますが、その性質上、ひと目に触れる場所に置きっ放しにするのはちょっと……。今年のMWC2014ではどうだったのか、すごく気になります。
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