サムスン電子のauスマートフォン「GALAXY S5 SCL23」は、5.1型のフルHD有機ELディスプレイ、有効約1600万画素のメインカメラ、Android 4.4.2の搭載など、基本的なスペックはグローバルモデルと共通している。auモデルの特徴は、卓上ホルダが同梱されていることと、カラーバリエーションにシャンパンピンクが追加されていること、ワンセグやFeliCaといった日本独自の機能を備えることなどが挙げられる。また、CDを上回る情報量を持つハイレゾリュ―ション・オーディオ(ハイレゾ)音源の再生も可能だが、再生には別売りのイヤフォンが必要になる。
SCL23は端末側面に独自のピンを備えているため、グローバルモデルは今回登場した卓上ホルダに装着することはできない。au向けモデルなら別売りの専用ケース「S Viewカバー」を装着したまま卓上ホルダに設置することも可能だ。また、SCL23はau夏モデルの中で唯一バッテリーの脱着ができる。
カメラ機能は「GALAXY S4」よりパワーアップしており、“GALAXY史上最速”だという約0.3 秒のオートフォーカスに対応した。暗い室内における撮影でも自然な色彩を再現する「リアルタイムHDR」や、構図の手前と奥で強調したい被写体のピントを選択できる「選択フォーカス」機能などを備える。


被写体が背景から目立つようにピントを合わせる「選択フォーカス」(写真=左)。上下左右360度のパノラマ撮影や、インカメラとメインカメラを同時に使う「デュアルカメラ」などを搭載(写真=中)。デュアルカメラの撮影画面(写真=右)バッテリー容量は2800mAhで、バッテリーの持ちを助ける機能も充実させた。不要なデータ通信をカットし、画面を白黒にして電力消費を抑制する「ウルトラ省電力モード」は、スマホでよくあるバックグラウンドでの通信を電源オフ時に遮断する仕様だが、モードの切り替えには30秒ほどかかる。有事にバッテリーを長持ちさせる「緊急時長持ちモード」も搭載した。防災関連では、地震や大雨などの情報を自動で受け取る「防災インフォ」、花粉や紫外線などの気になる情報を確認できる「生活インフォ」がホーム画面にプリセットされている。
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