auのEメールは自由にカスタムできる部分が多い。例えば、背景のカスタマイズ。「Eメール設定」→「受信・表示設定」→「テーマ設定」の順に進むと、テーマカラーや背景の画像を変更できる。また、「受信・表示設定」の「背景画像設定」では、縦画面のときと横画面のときにそれぞれ好きな画像を設定することが可能だ。
細やかな機能として便利なのが、「送信・作成設定」の「送信時確認表示」。送信ボタンを押してから確認を促すポップアップが表示される機能で、これがあれば誤送信が起こりにくい。また、送信が失敗した場合に備え、あらかじめ「自動再送信」をオンにしておけば、圏内に移動したときに自動で再送信してくれる。
さらに、Eメールメールアプリに保存されているメールデータ、着信音などの設定や振り分け条件をまとめてバックアップし、復元できる「まるごとバックアップ」機能に対応する。この機能を活用すれば、機種変更のときなどにイチから設定し直す必要がない。
ほかにも、特定のメールアドレスとのやり取りを隠せる「シークレット機能」も知っておくと便利だ。設定するには、「Eメール設定」→「プライバシー設定」→「パスワード設定」の順に進み、任意のパスワードと、パスワードを忘れた際に使用する秘密の質問を設定しよう。シークレット機能が有効になるとガイダンスが表示される。
次に、「Eメール設定」→「通知設定」→「個別通知設定」で隠したいメールアドレスを設定し、「シークレット」をオンにしよう。これで、先ほど設定したメールアドレスとのやり取りは表示されなくなる。「切替」ボタンを長押ししてパスワードを入力すると、シークレット機能が一時解除され、再度長押するとシークレット機能が有効になる仕組みだ。
なお、シークレット機能を有効にしていても、ステータスバーには通知が表示されるので注意しよう。通知の表示を止めるには、「通知設定」→「ステータスバー通知」→「OFF」を選択する。
auでは、なりすましメールや迷惑メールの疑いのあるメールを規制する「迷惑メールフィルター」が導入されている。「Eメール設定」→「アドレス変更・その他の設定」→「接続する」の順にタップすると、「Eメール設定」の画面が表示される。ここで「オススメの設定はこちら」→「オススメ設定へ」→「OK」とタップしていけば、設定が完了する。
迷惑メールの受信後は、1日に受信した迷惑メールの件数と差出人などを知らせてくれるので、効果が分かりやすい。ちなみに、Eメールアドレスを新規取得したユーザーや、2013年7月24日以降に4G LTE対応スマホを初めて使ったユーザーは、「迷惑メールおまかせ規制」が自動的に適用されている。
GoogleのAndroid向けアプリ「ハングアウト」ではSMS機能が提供されているが、これをオンにしておくと、auのAndroidスマホでEメールの自動受信ができないことがある。「新着問い合わせ」でメールを受信することは可能だが、やはり自動でメールを受信できないのは不便だ。
Eメールをうまく受信できていないと気付いたら、「ハングアウト」のSMS機能をオフにしよう。
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