欧州で発売された「LUMIX DMC-CM1」ってどんなカメラ?:表はデジカメ、裏はAndroid(1/2 ページ)

» 2014年11月20日 22時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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LUMIX DMC-CM1 LUMIX DMC-CM1

 2014年9月にドイツで開催されたphotokinaで発表され大きな話題となり、先日欧州の一部(ドイツとフランス)で発売されたパナソニックの「LUMIX DMC-CM1」(以下CM1)。

 なぜ話題になったか、というと、それがスマホだったからである。簡単にいえばAndroidスマホとデジカメが合体したモデルだ。スマホ+デジカメといえばすでにニコンが「COOLPIX S800c」を、サムスンが(日本では未発売だが)「GALAXY Camera」を発売しているが、この2モデルと決定的に異なるのは、カメラ部の性能だ。

 既発売の2機種が高倍率ズームの普及型コンデジをベースにしたのに対し、CM1は1インチセンサーのハイエンドコンデジであることだ。

 ちなみに、多くのスマホは1/3インチクラス、普及型コンデジが1/2.3インチと小さなイメージセンサーを搭載しているのに対し、CM1はハイエンドコンデジの代名詞となった1インチセンサー。大雑把にいえば、この「センサーサイズ」は「対角線」の長さなので、3倍になれば面積は9倍であり、得られる画質に圧倒的な差が出るのだ。

 画質はスマホと大してかわらないけど高倍率ズーム、よりも、画角はスマホと大して変わらないけど圧倒的に高画質。どっちがいいか、というと、わたしは後者だと思う。

 スマホユーザーから見れば、すぐにシェアできるし気軽にさっと撮れるスマホで撮るのが好きだけど画質がイマイチなんだよな、デジカメユーザーから見ればちゃんと撮るときは高画質なデジカメがいいんだけどデジカメはシェアする手間が面倒だしな、という両方の声に応えた製品なのである、たぶん。そうであってくれるといいなと思ってる。

 で、そのCM1は日本未発売なのであるが、今回使う機会が得られたので、いつか日本でも発売される日を夢見つつ簡単にご紹介。

撮るときはフルタッチパネル系デジカメである

 CM1がスマホかデジカメか、といわれると、そりゃあ「デジカメ」である。

LUMIX DMC-CM1 すごくデジカメっぽいテイストでデザインされたスマホというか

 というわけで、イメージセンサーは1型の2000万画素。ハイエンドコンデジであるソニーのRX100シリーズやキヤノンのG7X、パナソニックのDMC-FZ1000と同等のハイエンドっぷりだ。

 レンズは28mm相当、F2.8の単焦点でライカのDC ELMARIT。広角系の高画質なスナップカメラという趣である。

 操作感はスマホのカメラ機能ではなく、「フルタッチパネルのコンデジ」と思った方が間違いない。

 起動は側面(いや、上面か)のカメラスイッチを横にスライドする。本体がロック状態だろうがなんだろうが、これを横にぐいっとスライドするとすぐカメラが起動する。この辺はまさにコンデジ感覚。

LUMIX DMC-CM1 上面にカメラスイッチとシャッターボタンがある

 そしてスマホならではの大きなディスプレイ(4.7インチでフルHD)を見ながら、シャッターボタンで撮影。このボタンはストロークは浅くて軽いが、ちゃんと半押しでのAFロックにも対応している。

 ボディはちょいと分厚いスマホ(というか、一昔前のスマホはだいたいこのくらいの厚さだったけど)+レンズ部が6mmくらい飛び出てる感じ。きちんとグリップするには薄すぎるが(なんか、日本で発売されたら、どっかがグリップ付ケースなんか出しそう)、持ち慣れれば大丈夫そうだ。

LUMIX DMC-CM1 LEICAと銘打たれたレンズ部。撮影時はこのようにレンズが少しウニッと繰り出てくる。その周りがコントロールリングとなっている

 撮影はスマホ的に画面にあるカメラボタンをタップしてもOK。

LUMIX DMC-CM1 撮影時の画面。右に撮影ボタン、録画ボタン、再生ボタンがある。緑の線は電子水準器。この画面デザインはLUMIXっぽい

 4.7インチでフルHDの画面なんて他のどのデジカメも搭載してないわけで、今までのカメラとは感覚が全然違うのだ。カメラと思うとこの画面の大きさと精細さは素晴らしい。

LUMIX DMC-CM1 裏側は4.7インチのスマホそのもの

 細かい操作はタッチパネルと、レンズ回りのリングで行う。リングを回せば絞り値や露出補正やISO感度やホワイトバランスやデジタルズームのコントロールができる仕組みだ。

LUMIX DMC-CM1 露出補正時
LUMIX DMC-CM1 絞り値
LUMIX DMC-CM1 ISO感度
LUMIX DMC-CM1 ホワイトバランス

 AFはもうタッチAFさまさま。でかいモニタでのタッチAFはかなり快適だ。

 撮影モードや基本的な撮影機能はLUMIXそのもの。iAモードもあるし、パノラマもあるし、クリエイティブコントロールもシーンガイドもある。

LUMIC DMC-CM1 左上の撮影モードアイコンをタップすると画面に仮想撮影モードダイヤルが現れる

 タッチパネルでさっと使いたいクリエイティブコントロールやシーンガイドを選べるので、従来のLUMIXよりこれらの使用頻度は高まるかも。けっこういけるのだ。

LUMIX DMC-CM1 シーンガイドのひとつ。夕焼けを幻想的に撮る
LUMIX DMC-CM1 幻想的に撮ってみた夕焼け。ほんとに幻想的で何よりです。遠くにシルエットの富士山が見えます。手前には多摩川。1/60秒、F2.8、-0.3、ISO125

 動画は最大4Kで15fpsに対応する。

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