iPhone 6 PlusユーザーはiPadよりiPhoneでの動画閲覧が圧倒的に長い──Pocket調べ

» 2014年11月27日 11時34分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 iPhone 5/5sから画面のより大きいiPhone 6/6 Plusに買い替えたユーザーは、買い替え前より動画コンテンツの視聴時間が伸びる──。米Pocketが11月26日(現地時間)、このような調査結果を発表した。

 Pocketは、Webコンテンツを「あとで読む」用に動画などのコンテンツを保存できるiOSおよびAndroidアプリ「Pocket」を提供している。今回の調査は、iPhone 5/5sからiPhone 6/6 Plusに移行した、iPadも所有するPocketユーザーを対象とし、これらのユーザーがPocketに保存した動画を含む200万本のコンテンツについて調べた。

 iPhone 5/5sとiPadを併用している段階でのコンテンツ視聴時間の割合は、iPhoneでが55%、iPadでは45%だったが、iPhone 6ではiPhone対iPadが72%対28%に、iPhone 6 PlusではiPhoneが80%、iPadが20%と、圧倒的にiPhoneでの視聴時間の方が長くなっている。

 pocket iPhoneとiPadでのコンテンツ視聴時間割合(資料:Pocket)

 また、コンテンツ視聴回数も伸び、iPhone 6への移行ユーザーは33%、iPhone 6 Plusへの移行ユーザーは65%、Pocketで開くコンテンツが増えたという。

 なお、iPadでPocketコンテンツが最も多く開かれる時間帯は午後9時前後という。自宅でくつろぐ時間帯には最も画面の大きいiPadで動画を視聴するということだろう。

 米調査会社IDCによると、2014年のiPadの出荷台数は、iPadシリーズ発売以来初めて前年を割った。iPhone 6/6 Plusに限らず、大画面のいわゆるファブレットでの動画視聴体験の向上も、タブレット出荷の鈍化の一因といえそうだ。

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