スマートフォンを使ってから、端末を破損させる頻度が上がったという人は多いのではないだろうか。その原因の1つが、ディスプレイのガラスを割ってしまうことだろう。特に「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」はガラスがカーブしていてむき出しの状態になっているので、端末を落としたときにガラスが割れるリスクが高い。
そこでオススメしたいのが、Spigenが販売しているiPhone 6/6 Plus向けの強化ガラスフィルム「フルカバーGLAS」だ。価格はiPhone 6向けが3690円(税込)、iPhone 6 Plus向けが3890円(税込)。Amazonや楽天市場(iPhone 6向け/iPhone 6 Plus向け)で購入できる。
フルカバーGLASは、iPhoneの曲面ディスプレイに最適化されたガラスフィルム。ナイフや鍵でこすっても傷が付かない9Hの硬度を持っているほか、飛散防止加工により、万が一フルカバーGLASが破損しても、ガラスが飛び散ることはないという。撥油(はつゆ)加工処理も施しているので、油分や化粧品などのオイル成分の汚れが付着しにくいという特徴も持つ。
現物を入手したので、さっそくiPhone 6に装着してみた。フルカバーGLASはiPhoneの元のデザインを損なわないよう、前面がブラックとホワイトのバージョンを用意している。シルバーとゴールドはホワイト、スペースグレイはブラックを使えばいい。現在はホワイトのみが販売中で、ブラックは近日発売される予定。
まずは手をきれいに洗ったあと、付属のウェットクリーナーでディスプレイ表面を拭いてキレイにしておこう。貼り付ける際は、保護フィルムの両端にある羽を広げ、その裏側(Backのシールが貼ってある部分)に付いている2枚のフィルムを順番にはがしていく。続いて、先ほど広げた羽の部分を両手でつまみながら、iPhoneの前面に位置を合わせていこう。
このとき、iPhoneのレシーバーやインカメラ、ホームボタンが少しでも隠れないよう正確にフィルムを重ねていく。もしずれてしまったら、うまく調整して貼り直したい(貼り直しは推奨されないが)。特にインカメラは少しでもずれていると、カメラ起動時にボヤッとしたものが端に映り込むので、貼り付け直後に確認したい。
問題なく重ね合わせたら、ディスプレイの中央部分を押すと、自然に貼り付いていく。そのあと表の保護フィルムをはがせばOK。気泡が残っている場合は、付属のスクイージで押しながら、中央から外側に向けて移動させると、取り除ける。微細な気泡なら、1〜2日ほどで消える場合が多いとのこと。
“フルカバーGLAS”という製品名だが、実際はiPhoneのカバーガラス全面を覆うわけでない。これは、ケースを併用する際に邪魔にならないようにするためで、曲面部分に1ミリほどのスペースが設けられている。また、フィルムのフチにはラウンド加工が施されており、違和感なく曲面ガラスに溶け込んでいる。一方、この隙間にわずかなホコリがたまってしまうので、気になる人は、Spigen製ケースの併用をおすすめしたい(他社のケースだとホコリが入る恐れがあるので要注意)。といっても、横からのぞき込まなければホコリは気にならないレベルなので、iPhoneを裸で使いたい人でも問題ないと思う。なお、「タフ・アーマーFX」や「ウルトラ・ハイブリッドFX」など、曲面ガラス部分も覆うケースとは互換性がない(フルカバーGLASを付ける意味がなくなってしまう)。
ホームボタンにはやや段差ができるが、特に違和感なく使え、指紋も問題なく認証できた。気になるタッチパネルの応答性は、こちらもフィルム貼り付け前と比べて違和感を覚えることはなかった。視認性も良好で、普段使いで“フィルムが貼られていること”を意識することはない。
「iPhone 6/6 Plusの曲面ガラスにフィットするフィルムが欲しい」「ケースとフィルムを併用したい」という人は、ぜひフルカバーGLASをチェックしてみてはいかがだろうか。
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