ではいよいよ料理である。
プレミアムおまかせオートで、被写体が「料理だ」と判断すると、右下に小さな料理アイコンが出る。四角い皿でも丸い皿でも、ぐぐっと寄っても、まあ寄り過ぎるとだめだけど、けっこう高い確率で料理と認識してくれた。なかなか素晴らしい。
プレミアムおまかせオートで自動認識された料理と、M撮影モードで20Mで撮った(このときはシーン機能を使えないので素の絵づくりだと思っていい)ものを見比べてみよう。
料理モードの方がちょっと明るめな上に、白い餅の色がほんのりと違う。ほんのちょっと赤みがかっていて暖かく感じる。これがポイントだ。
せっかくなので、あと2パターン。
静岡県の三島で食べた、さくらえびのかき揚げ。もともと赤みの強い照明下で暖色系の食べ物なので、ちょっと彩度を上げ過ぎちゃったかなという感じ。
サンドイッチはほどよくリアルに撮れた。個人的にはもうちょっと明るくしてもいいかなと思うくらい。
つまり、料理認識はちゃんと働いております。素晴らしい。
ではそれ以外の写真も軽く。
今回、基本的にデフォルトで、ということでプレミアムおまかせオートの「16:9」をメインに使ったわけだが、これは風景的な広がりを見せるのにいい。ただ風景を撮るとなると水平をきちんと出したい。それには格子線(ガイドライン)が便利だが、その機能がないのが残念。付けてほしい。
逆に縦位置で使うのは難しい。縦長すぎちゃう。4:3の方が被写体を選ばない。
プレミアムおまかせオートで「逆光」と判断されると自動的にHDR撮影がなされる。ただあまり極端な効果は出ない。ほんのりとほどよく上品なHDRという感じ。
設定からシャッターボタン長押しでの連写が可能。
速度優先と画質優先から連写速度を選べる。が、速度優先連写にすると、シャッタースピードが速めに設定される上に、ちょっと触っただけで(つまり長押ししたつもりもないのに)連写扱いされることがある。要注意。
で、鹿を速度優先連写してみたのがこちら。「みっともない顔を見せてすみません」という感じで鹿。
プレミアムおまかせオートでは2070万画素のデータから800万画素の絵を作ってる。じゃあ、2070万画素のデータの中央部800万画素分だけを取り出したらどうなるか。要するにデジタルズームなんだが、余計な拡大処理をしてない分、画質はけっこういい。これは使える。
あれこれ使ってみたところ、どうもシャッタースピード1/32秒(連写時は1/125秒)を基準にISO感度が上がっていくようだ。
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