料理の写真はどこまで“メシウマ”に?――「Xperia Z4」のカメラを徹底検証:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)

» 2015年06月02日 13時18分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

“自動料理モード”で美味しそうに撮れるようになった?

 ではいよいよ料理である。

 プレミアムおまかせオートで、被写体が「料理だ」と判断すると、右下に小さな料理アイコンが出る。四角い皿でも丸い皿でも、ぐぐっと寄っても、まあ寄り過ぎるとだめだけど、けっこう高い確率で料理と認識してくれた。なかなか素晴らしい。

photo 右下にフォークとナイフのアイコンが出たら、料理と認識した印
photophoto 料理モードで撮影(写真=左)。M撮影モードで撮影(写真=右)

 プレミアムおまかせオートで自動認識された料理と、M撮影モードで20Mで撮った(このときはシーン機能を使えないので素の絵づくりだと思っていい)ものを見比べてみよう。

 料理モードの方がちょっと明るめな上に、白い餅の色がほんのりと違う。ほんのちょっと赤みがかっていて暖かく感じる。これがポイントだ。

 せっかくなので、あと2パターン。

 静岡県の三島で食べた、さくらえびのかき揚げ。もともと赤みの強い照明下で暖色系の食べ物なので、ちょっと彩度を上げ過ぎちゃったかなという感じ。

photo

 サンドイッチはほどよくリアルに撮れた。個人的にはもうちょっと明るくしてもいいかなと思うくらい。

photo

 つまり、料理認識はちゃんと働いております。素晴らしい。

風景を撮るのに格子線がないのは残念

 ではそれ以外の写真も軽く。

 今回、基本的にデフォルトで、ということでプレミアムおまかせオートの「16:9」をメインに使ったわけだが、これは風景的な広がりを見せるのにいい。ただ風景を撮るとなると水平をきちんと出したい。それには格子線(ガイドライン)が便利だが、その機能がないのが残念。付けてほしい。

photo JR小田原駅。巨大なちょうちんが目印。ほんのちょっと斜めになってしまった。申し訳ない。四隅の画質劣化も気にならないし、ディテールもしっかりしてるしで、写りはよい
photo 三島にある山中城址の「畝堀」と土塁。日本有数の戦国時代の城遺構。遠くがもやっとしているのは、天候のせいでカメラのせいじゃありません

 逆に縦位置で使うのは難しい。縦長すぎちゃう。4:3の方が被写体を選ばない。

photophoto 東京タワー(写真=左)。開きかけた睡蓮を手前に置いてタッチAFでそこにピントをおいて撮影。かなり鮮やかな色(写真=右)

 プレミアムおまかせオートで「逆光」と判断されると自動的にHDR撮影がなされる。ただあまり極端な効果は出ない。ほんのりとほどよく上品なHDRという感じ。

photo 逆光での写真。HDRがかからないと軒下がもっと暗く潰れて写る

 設定からシャッターボタン長押しでの連写が可能。

 速度優先と画質優先から連写速度を選べる。が、速度優先連写にすると、シャッタースピードが速めに設定される上に、ちょっと触っただけで(つまり長押ししたつもりもないのに)連写扱いされることがある。要注意。

photo 長押し連写の項目を見ると「画質優先連写」となっているが「速度優先連写」も選べる

 で、鹿を速度優先連写してみたのがこちら。「みっともない顔を見せてすみません」という感じで鹿。

photo 速度優先連写で撮った鹿。食べ物をもらおうとフェンスにやってくる様子が面白かったので連写してみた。シャッタースピードは1/125秒と、暗い場所の割にちょっと早めになり、ISO感度も上がってる

 プレミアムおまかせオートでは2070万画素のデータから800万画素の絵を作ってる。じゃあ、2070万画素のデータの中央部800万画素分だけを取り出したらどうなるか。要するにデジタルズームなんだが、余計な拡大処理をしてない分、画質はけっこういい。これは使える。

photo 標準。2頭の白馬がちょっと遠い
photo デジタルズーム。このくらいなら画質も上々

 あれこれ使ってみたところ、どうもシャッタースピード1/32秒(連写時は1/125秒)を基準にISO感度が上がっていくようだ。

photo 室内で、1/32秒でISO800まで上がった

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