アプリが多彩になり、さらに暗所に強くなった「Xperia Z3」のカメラ――iPhone 6 Plusとの比較も荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2014年11月11日 17時08分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photo NTTドコモのソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia Z3 SO-01G」

 世間一般的に、カメラ機能でスマホを選ぶならiPhoneかXperiaって思われている(気がする)。その最新モデルが「Xperia Z3」。

 同社の普及型コンパクトデジタルカメラに使われている2070万画素のイメージセンサーを搭載し、ソニーのレンズブランドである「Gレンズ」を採用し、同社のCyber-shotで使われている技術、特に同社の伝統的な手ブレ補正技術(光学式手ブレ補正ではなく、高速連写+画像合成でブレのない画像を生成する)を駆使し、さらに同社のハンディカムなどで採用する手ブレを抑えたインテリジェントアクティブモードのブレない動画機能を持ち、ついでにAR技術を使った遊べる機能も満載というさすがXperiaな内容である。

 で、遊べる機能もいいけれども、まずは基本性能のチェックだよな、ってことでその辺の話から。

 Xperiaって2070万画素のセンサーを搭載しているけど、その使い方にちょいと癖があるのだ。今回使用したのは、NTTドコモの「Xperia Z3 SO-01G」。

Z3は2070万画素だけど基本は800万画素カメラ

 Z3はメインカメラに1/2.3型で2070万画素のセンサーを搭載するハイエンドなスマホカメラである。Z3のメインカメラの右側にはソニーのαシリーズで使われるレンズブランドGレンズを表す「G」の文字がレイアウトされている。1/2.3とあるのはイメージセンサーのサイズ(一般的なスマホは1/3型前後が多い。1/2.3型は普及型コンデジで使われるサイズ)で、「20.7MP」は2070万画素を指している。

photo Z3背面のメインカメラ

 側面のカメラキーを押したり、ロック画面から直接カメラを起動したりすると「プレミアムおまかせモード」になる。

 画像の縦横比は16:9(フルスクリーンとなる)と4:3の2種類。基本は16:9だが、イメージセンサー自体は4:3なので、4:3の時が一番広角になる(16:9時は上下をトリミングしている)。これは従来と同じ。

 画像サイズは固定で800万画素になる。オートで使うときは800万画素に固定されるのだ。プレミアムおまかせオート時は基本的にカメラ任せ。イメージセンサーが捉えた絵を見てカメラが自動的にセッティングしてくれるのが売りだ。

photophoto フルスクリーン時。「風景」と判断された(写真=左)。こちらは顔を検出し、「逆光&人物」と判断(写真=右)

 顔を見つけると顔が明るくなるように自動的に調整してくれる。ここにピントを合わせたい、と画面をタップするとタッチフォーカスができるし、設定によってはタッチシャッターも可能だ。撮影は側面のカメラキー(半押しもできる)か画面の撮影ボタン。タッチシャッターをオンにすれば「ここにピントを合わせて撮影」をワンタッチでできる。

photo 側面にカメラキーがある。これを長押ししてカメラを起動することもできる(クイック起動)

 カメラ任せで気軽に撮るならプレミアムおまかせオートが一番、なんだが、時には「ごはんがあまり美味しそうじゃないからちゃんと設定して撮りたい」とか「もっと明るく撮りたい」とか逆に明るすぎるから抑えたいとか、せっかくの2070万画素だから2070万画素で撮りたい! とか思うわけじゃないですか。そういうときは撮影モードを変える。というわけでマニュアル撮影モードにしてみるのだ。

Z3の撮影機能は多彩どころかどんどん追加できる

 Z3の撮影モードを開いてみる。実はコレ撮影モードではなくて「カメラアプリ」と書いてあることから分かるように、基本のカメラ機能の上で動く専用「アプリ」と思っていい。プレミアムおまかせオートもカメラアプリの1つなのだ。

photophoto 撮影モードボタンをタップすると、ずらっと「カメラアプリ」が現れる
photo

 で、面白いのは「+」ボタン。カメラ機能の基本部分と、機能部分が分けられているので、機能部分を自由に変えられる(つまりカメラアプリを追加できる)のだ。「ダウンロードタブ」を開くと、ダウンロードできるアプリ一覧が出てくる。標準で組み込まれているものもあるし、ステッカークリエーターのようにダウンロードして使えるものもある。

photo ダウンロードタブから機能を追加できるのだ

 これこそスマホのカメラ機能! 独立したカメラアプリがたくさんあっていちいち立ち上げなおすより、基本のカメラ画面上でインタフェース&カメラ機能部分だけを変更できる方がスマートだし使いやすい。Z3が初めてだというわけではないが(さらにいえばソニーのαシリーズも似たスタイルでカメラアプリを追加できるし)、スマホならこのくらいやって欲しいわけで、さらにいろんなデザインのカメラが出てきたら面白いのだけど、これはまあ余談。

 で、もうちょっと細かい撮影をしたいと思ったら「マニュアル」カメラをタップする。ここだといろいろ自分好みの設定で撮影できる。画像サイズは2070万画素の4:3でも1550万画素の16:9でも選べるし、フォーカスモードも5種類から選べる。

photophoto 画像のサイズはフルHDサイズから2070万画素まで6種類(写真=左)。フォーカスは5種類(写真=右)

 当然、露出補正とホワイトバランスやISO感度の設定もできる。

photo 露出補正とホワイトバランスのパネル

 HDRのオン/オフもできる。だが、マニュアルモードを使うと「ああ、Z3も800万画素がメインのカメラなんだなあ」と思わせられる。シーンモードやHDRは800万画素以下にしないと使えないのだ。

photophoto 2070万画素時は「SCN」の文字がグレーアウトしているけど、800万画素にすると明るくなる
photophoto 「シーンセレクション」は、美肌や逆光補正HDR、高感度モード、料理などがある。美肌や料理はプレミアムおまかせオートでは選べないシーンだ

 この辺にちょっと制限があるのだ。2070万画素でシーンセレクションを使えてもいいと思うのだけど残念。もう1つ納得いかないのがAF。5種類のAFがあるのは素晴らしいが、プレミアムおまかせオートでは、顔を見つければ顔を検出するし、タッチすればタッチAFになる。

 でも、マニュアルモードで「顔検出」にするとタッチAFが使えなくなるのだ。逆にタッチフォーカスにすると顔を検出してくれない。なんというか、ここ、引っかかりました。まあ、プレミアムおまかせオートだけでいいや、2070万画素で撮ることなんてまずないし、という人には関係ない話でありますが。

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