ソニーモバイルのフラッグシップモデルがドコモからも登場――「Xperia Z3 SO-01G」

» 2014年09月30日 11時15分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニーモバイルコミュニケーションズがIFA 2014で、またKDDIもすでに国内導入を発表している「Xperia Z3」が、NTTドコモからも「Xperia Z3 SO-01G」として登場する。発売は10月下旬を予定している。

photo 「Xperia Z3 SO-01G」

 Xperia Z3は、カメラや音楽機能に注力したハイエンドなスマートフォン。本体の厚さは7.3ミリ、重さは約152グラムで、前モデル「Xperia Z2 SO-03F」からさらに薄く、軽くなった。OSはAndroid 4.4を採用する。ボディカラーはホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーンの4色。

 フルHD表示(1080×1920ピクセル)対応の5.2型トリルミナスディスプレイ for mobileを搭載する。赤と緑の色域が広がり、鮮やかに表示ができる「Live Color LED」や、失われた画素を復元する「X-Reality for mobile」も継承する。さらに、照度センサーが強い光を感知すると、画質を自動で最適化することで、外光が差す場所でも明るく表示できる。4隅にはキズに強い強化樹脂を、背面にはキズに強く指紋が付きにくい強化ガラスを採用するなど、耐久性にもこだわった。手袋をしたままでもタッチパネルの操作が可能な「手ぶくろモード」も健在だ。

 有効約2070万画素CMOSのメインカメラはISO12800での高感度な撮影が可能になり、光の少ない場所でも、Xperia Z2よりもさらに明るくクリアな写真が撮れるという。「Gレンズ」はXperia Z2の27ミリ(35ミリ換算)からさらに広角の25ミリとなった。動画は3840×2160ピクセルの4Kサイズの撮影をZ2から継承するほか、電子式手ブレ補正が「インテリジェントアクティブモード」に進化し、動きながらの動画撮影時にもブレを抑えられるという。

 カメラを楽しむ機能も豊富に用意した。ARの3Dオブジェクトを指でなぞって画面に書いたりフリックしたりすることで静止画や動画を加工できる「ARファン」、最大3台のXperiaやソニーのWi-Fi/NFC対応カメラを接続して多方向の撮影を1画面に表示できる「マルチカメラ」、シャッターを押す前後10秒の周囲の音を静止画とともに記録できる「サウンドフォト」、メインカメラとインカメラで被写体と撮影者を同時に記録できる「フェイスインピクチャー」などを利用できる。

 対応ヘッドフォンやスピーカーを接続すると、CD(44.1kHz/16ビット)を超える高音質オーディオの「ハイレゾオーディオ」の再生ができるようになった。MP3やAACなどの圧縮音源を、ハイレゾ相当の音質に変換するソニーの独自技術「DSEE HX」も備えている。前面のステレオスピーカー、最大約98%の騒音をカットするデジタルノイズキャンセリング、立体的なサウンドを仮想的に再現する「S-Forceフロントサラウンド」はXperia Z2から継承している。

 日本向けの機能として、おサイフケータイ(FeliCaとNFC)、ワンセグ/フルセグ/NOTTVにも対応する(赤外線通信は対応しない)。なお、ワンセグ/フルセグ/NOTTVの視聴には付属の外付けアンテナを装着する必要がある。LTE(Xi)の通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。VoLTE(高音質通話とビデオコール)、急速充電 2、非常用節電機能も利用できる。ソニーならではの機能として、PlayStation 4のゲームをスマホでプレイできる「PS リモートプレイ」も新たに搭載した。

photo
photo ディスプレイ面にはこれまでの「docomoXi」ロゴではなく「SONY」ロゴに変更されている
photo その代わり、背面の中央に「docomoXi」ロゴが大きく表示される
photophoto シャンパンゴールドのような色合いのカッパー
photophoto SIMカードはnanoSIMとなっている(写真=左)。Micro USB端子は今回もキャップ付き(写真=右)
photophoto 4隅に強化樹脂を装備している(写真=左)。iPhone 6と比較(写真=右)
「Xperia Z3 SO-01G」の主な仕様
機種名 Xperia Z3 SO-01G
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 4.4
プロセッサ Qualcomm Snapdragon MSM8974AC/2.5GHzクアッドコア
メインメモリ 3Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 約5.2型フルHD TFT液晶
解像度 1080×1920ピクセル
連続通話時間 LTE:約1080分、3G:約810分、GSM:約740分
連続待受時間 LTE:約640時間、3G:約750時間、GSM:約570時間
バッテリー容量 3100mAh
メインカメラ 有効約2070万画素CMOS
インカメラ 有効約220万画素CMOS
ボディカラー ホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーン
サイズ 約72(幅)×146(高さ)×7.3(奥行き)ミリ
重量 約152グラム
発売日 10月下旬

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  6. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
  10. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年