「Xperia Z3」ファミリー3機種を速攻レビュー! 6つのポイントから探る“進化”IFA 2014(1/2 ページ)

» 2014年09月04日 16時10分 公開
[太田百合子,ITmedia]

 ソニーは、9月5日からドイツ・ベルリンで開催される家電の国際見本市「IFA 2014」に先駆け、3日、プレス向けのカンファレンスを実施。フラッグシップスマートフォン「Xperia Z」シリーズの最新モデルとなる「Xperia Z3」と、4.6型のコンパクトモデル「Xperia Z3 Compact」、Xperiaタブレット初の8型モデルとなる、「Xperia Z3 Tablet Compact」を発表した。

 「Xperia Z3」のサイズは約72.4(幅)×146.5(高さ)×7.3(奥行き)ミリ、重量は152グラム。狭額縁をさらに進め、Xperia Z2から幅、薄さとも0.9ミリのスリム化、薄型化を実現。重さも11グラム軽量化されている。カラーはブラック、ホワイト、カッパー、シルバーグリーンの4色展開。ホワイトはこれまで、側面と背面が白で正面は黒というカラーリングだったが、「Xperia Z3」「Xperia Z3」「Xperia Z3 Tablet Compact」とも、正面も白になっている。

photophoto ベゼルが狭くなり、さらに持ちやすくなった「Xperia Z3」

 Xperia Z3/Z3 Compact/Z3 Tablet Compactは、ディスプレイサイズや解像度といった一部のスペックを除き、ほぼ同じ機能を持つ兄弟機であり、その特徴はいくつかのキーワードで表すことができる。6つのポイントから進化の中身を見ていこう。

進化その1:オムニバランスを継承しながら、より薄く持ちやすいデザインへ

 1つ目のキーワードは、「デザイン」だ。

 すべてにバランスのとれた「オムニバランスデザイン」を掲げ、1枚のガラス板をイメージしてデザインされた「Xperia Z」。以降「Xperia Z1」「Xperia Z2」と進化を遂げる中でも、このデザインコンセプトは脈々と受け継がれてきている。Xperia Z3も同様に、アルミフレームと強化ガラスを用いたオムニバランスデザインが継承されているが、一方で側面には従来になかった“完全になだらかなラウンド形状”が採用され、大きく見た目を一新している。

 特に変化を感じるのが、手に握ったときの持ち心地。先述のとおり、Xperia Z3はZ2から0.9ミリ薄くなっているが、実際に持ってみると、数字以上に薄く感じられるのだ。

 Xperia Z2までは、角を落としながらも側面に“フラットな面”があったが、側面が完全なラウンド形状となったXperia Z3では、手と接触するのが“面”ではなく“線”になる。また、Xperia Z2までは、正面と背面のパネルに対して側面の縁がやや高くなっていて、角を触ったときにこの縁を感じる形状だったが、Xperia Z3ではこの縁の出っ張りもなくなっている。そのため、手に持ったときに、より薄く感じられるというわけだ。

photophoto 従来のデザイン(右)では、角を落としながらも側面に面の部分が残されていたが、新しいデザイン(左)では面の要素が完全になくなり、側面はすべてラウンド形状になっている。また「Xperia Z」シリーズの最大の特徴である、丸い電源ボタン周りのデザインも一新。従来あったボタン周りのリングがなくなり、その分ボタンが大きく、押しやすく変更されている

 一方、Xperia Z3 Compactには、側面に樹脂を用いたデザインが採用されている。側面を溝のように削り、そこに樹脂を流し込んだような形状とでも言えばいいだろうか。樹脂が半透明のため、外側になだらかにラウンドした凸形状なのに、凹形状にも見えるという不思議な効果を生み出している。樹脂素材と聞くとスチール素材に比べて安っぽい印象があるかもしれないが、Xperia Z3 Compactにはそのような安っぽさはみじんも感じられない。逆に樹脂素材を採用しているおかげて軽量化が図られ、129グラムという重量を実現した。

photophoto 「Xperia Z3 Compact」のサイズは、約64.9(幅)×127(高さ)×8.6(奥行き)ミリ、重量129グラムで、カラーはブラック、ホワイト、オレンジ、グリーンの4色。それぞれのカラーに着色された樹脂素材が用いられている
photophoto 半透明な樹脂が透けて、見方によっては側面が凸形状にも凹形状にも見える。Xperia Z3に比べると側面と正面、背面の間の“縁”が感じられるデザインになっている
photophoto Xperia Z3とXperia Z3 Compactのサイズの違いはこんな感じ。並べてみると、Z3 Compactのコンパクトさが際立つ

 Xperia Z3 Tablet Compactは、8型のタブレットで世界最薄の6.4ミリ、世界最軽量の270グラムを実現。側面がなだらかなラウンド形状など、基本的なデザインはXperia Z3/Z3 Compactと共通しているが、電源ボタンは周囲にリングのあるXperia Z2までのデザインを踏襲している。実際に手にしてみると、8型というディスプレイサイズに対して、かなり軽く感じられる。

 Xperia Z3 Tablet Compactは、約124(幅)×213(高さ)×6.4(奥行き)ミリ、重量270グラム。カラーはブラック、ホワイトの2色展開で、画面サイズや解像度以外ではカメラのスペックが、Xperia Z3/Z3 Compactとは異なり有効約810万画素となっている。

photophoto Xperia Z3 Tablet Compactのホワイト
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photo 額縁部分が狭く片手で持てるサイズ感を実現。書類の間に入り込んだら、見つからないのでないかと思えるほどの薄さで、持ち歩くのに便利なタブレットになりそうだ

進化その2〜3:ピクセル単位の明るさ調整を実現しながら、省電力性能をアップ

 続いてのキーワードは、「ディスプレイ」と「省電力」だ。Xperia Z3は、5.2型のフルHD(1920×1080ピクセル)のディスプレイを搭載。ディスプレイサイズと解像度は前モデルと同様だが、画像処理エンジン「X-Reality for mobile」の性能が向上している。

 周囲の環境に合わせて明るさやコントラストを自動調整する機能がアップデートされ、太陽光の下でも自然な色味で写真や映像が楽しめるという。これまでは面単位で明るさやコントラストを自動調整していたため、場合によっては部分的に白飛びしてしまうこともあったが、新機能ではピクセル単位での調整が可能となり、より自然で見やすい明るさ、コントラストに調整可能だという。ピクセル単位で細かく明るさを制御することで省電力性能もアップ。Xperia Z2の3200mAhから3100mAhへとバッテリー容量は小さくなっているものの、Xperia Z3では2日間の連続使用が可能になっている。

photophoto ディスプレイの設定は従来通り。明るさを自動に設定しておくと、環境に合わせた調整がピクセル単位で行われる(左)。省電力モードとして「STAMINAモード」「Ultra STAMINAモード」「体バッテリーモード」が用意されていて、「Ultra STAMINAモード」では機能がさらに制限される。
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