ソニーモバイルコミュニケーションズの最新スマートフォン「Xperia Z3」は、最大ISO12800という高感度な撮影ができるカメラを搭載しているのが大きな特徴。ソニーモバイルは「うす暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真を撮影できる」と紹介しているが、どれだけ明るく撮れるのだろうか? 10月2日の展示会で、暗室で撮影できるデモを実施していたので、Xperia Z3と「Xperia Z2」、そして「iPhone 6」で撮り比べてみた(Z3とiPhone 6はソフトバンク版、Z2はドコモ版)。
撮影した暗室は、カーテンを閉めた状態で、外からの光を遮断した暗闇。目の前には「XPERIA」ロゴが明記されたパネルが置かれていたが、肉眼ではほぼ見えない。こんな暗闇で本当に写せるのだろうか。さっそく試してみた。Xperia Z3とZ2では「プレミアムおまかせオート」で撮影し、フォトライトはオフにした。
Z2もなかなか明るく撮れているが、撮影時の画面越しでは真っ暗だったので、ピントを合わせようがなく、全体的にモヤッとしていて「XPERIA」のロゴも見にくい。対して、Z3は撮影時の画面でもうっすらとパネルが見えていて、撮影した写真では「XPERIA」のロゴもしっかり認識できる。ノイズもそれほど目立っていないし、暗闇でここまで明るく写せれば十分ではないだろうか。
Xperia Z3とZ2はともに、プレミアムおまかせオートでは「低照度」となり、ISO感度が上がる。ISO12800まで上がるのはプレミアムおまかせオートで撮影したときのみで、マニュアルモードではISO3200が上限。写真のISO感度はZ3が8000、Z2が6400だった。ほかの写真ではZ3はISO10000にまで上がっていた。
参考までにiPhone 6でも撮影したところ、かろうじてXperiaのパネルは写せているものの、かなり暗い絵になってしまった。暗闇でフォトライトを使わない撮影は得意ではないようだ。
フォトライトを使って撮影してみたところ、Xperia Z2よりもZ3の方が輝度が上がっているようだが、明るすぎて白飛びを起こしている。フォトライト使用時は、iPhone 6の方がZ2やZ3よりも明るくかつナチュラルに撮れていると感じた。
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