ソニーモバイルの十時CEO、「決してモバイル事業から撤退しない」──海外メディアインタビューで

» 2015年07月08日 08時42分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 「われわれは決して現在のモバイル事業から撤退したり事業を売却したりしない」──。ソニーモバイルコミュニケーションズの十時裕樹社長兼CEOはUAEのオンラインメディアArabian Business.comのインタビューでこう語った。このインタビュー記事は、7月4日(現地時間)に掲載された。

 totoki 1 Arabian Business.comの記事

 ソニーは2014年7月に「VAIO」ブランドのPC事業を売却し、テレビ事業を分社化してソニービジュアルプロダクツを設立するなど、リストラを進めており、モバイル事業についても売却のうわさが浮上している。ソニーの社長兼CEOを務める平井一夫氏は2月、モバイル事業について2015年度中に構造改革し、2016年度から収益性の改善を目指すと語った

 十時氏はインタビューで、「2016年末までにコストを30%削減し、20%の人員削減も実施する」と語った。同氏は、モバイル事業撤退のうわさは2014年の大幅赤字に基づくもので、この赤字は2012年のソニー・エリクソンの完全子会社化のコストによるもので、キャッシュフローには影響がなかったと説明した。

 スマートフォン事業は売却したVAIOのPC事業とはまったく異なり、「スマートフォンは他の端末と、そして人々の生活と完全に密着している。多様化の機会は非常に大きい。IoT(モノのインターネット)時代を迎えて新たなカテゴリーの多様な製品を送り出す必要がある。そうしなければ、非常に重要な事業領域を失うことになるだろう。その意味で、現在のモバイル事業を売却したり撤退することは決してない」と十時氏は語った。

 totoki 2 新フラッグシップ端末「Xperia Z4」発表イベントでの十時氏(中央)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月16日 更新
  1. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  2. 日本通信がMVNOサービスでシェア5位に 月額290円からの“合理的プラン”が好調 (2026年07月15日)
  3. LINEの新「プレミアムブロック」で完全な“絶縁”が可能に? 従来のブロック機能との決定的な違い (2026年07月15日)
  4. なぜ「ドコモ銀行」じゃない? 「ドコモSMTBネット銀行」の名称に隠された通信と金融の“パワーバランス” (2026年07月15日)
  5. 誤爆で「ワインが20本も届いちゃう」 押せば注文できる“Amazon Dash Button ”とは何だったのか (2026年07月11日)
  6. モトローラ初の横折りフォルダブルスマホ「razr fold」が日本上陸 おサイフケータイ対応で29万9800円 (2026年07月15日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. “QR切符”は改札をスムーズに通過できる? 「ゆりかもめ」が導入し話題、メリットは何か (2026年07月15日)
  9. アバター通話アプリ「POPOPO」、開始からわずか半年でサービス終了へ (2026年07月15日)
  10. 日本のテスラで解禁された対話型AI「Grok」を試してみた 従来のカーナビを圧倒する異次元の利便性 (2026年07月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー