レビュー
» 2015年07月13日 13時30分 公開

「で、どっちがいいの?」 Apple WatchとAndroid Wearを使い比べて分かったこと (3/4)

[すずまり,ITmedia]

スケジュール

 スケジュールに関しては、固定的に表示できるApple Watchが便利だ。デバイス上で予定表も見られる。ただし、時間指定をしないタスクや終日の予定はウォッチフェイスに現れず、「もう予定がありません」などと表示されてしまう。

photo スケジュールは通知があればよしとするか、結構悩ましい

 Android Wearはタスクも通知対象となっている。しかし、ウォッチフェイス上に常に表示させておくことはできない。Android Wearは細かく予定を通知してくるが、意外にも標準機能でスケジュールの確認がしにくい。

デバイスのセキュリティ

 セキュリティ面に関してはApple Watchのほうが慎重のようだ。どちらもデバイスのロック機能を備えるが、外したとたんロックがかかるのはApple Watch(設定している場合)。Android Wearも時計を外したときに自動的にロックするという機能はあるものの、実際外してもなぜかすぐにはロックがかからない。盗難された場合、すぐ初期化されて使われてしまう可能性が高いので、注意が必要だ。

photo スマートウォッチにも忘れずにロックはかけておきたい

 スマートフォンとの連携では、Android端末はAndroid Wearをキーにしてスマートフォン側のロックを解除できる。Apple Watchは、iPhone側のロックを解除すると、腕に装着したApple Watchのロックも解除できるという仕組みとなっているようだ。

音声による操作

 Android Wearは「OK, Google 〜」、Apple Watchは「Hey, Siri 〜」と呼びかけることで音声操作を開始できる。最初の呼びかけに続いて「今の天気は?」「7時半にアラーム」「3分タイマー」「1ドルいくら?」「交通費2000円をメモ」などと話しかけると、意外とスムーズに望んだアクションを起こしてくれる。照れもありどちらも人前ではなかなか言いにくいが、手が離せない場面ではかなり便利に活用できる。

photo 人前での音声操作は恥ずかしいので、使うときはもっぱら1人でいるときのみ

受け身でもなんとかなる通知メインのAndroid Wear、能動的な使いこなしが求められるApple Watch

 筆者は先にAndroid Wearに慣れていたせいで、どうしても評価軸がAndroid Wearになってしまうが、使い比べてみると、通知デバイスとしては先行して登場していたAndroid Wearのほうが優秀に思えてくる。

photo アプリの数だけ機能が増えるが、使いこなせるかどうかはユーザー次第になる

 Apple Watchがダメというわけではない。Android Wearは気の利いた秘書であろうとしているのに対して、Apple Watchはプレイングマネージャーといったところだろうか。今のApple Watchは、ユーザー側で欲しい情報や、やりたいことが明確なほうがより便利に使えそうである。

photophoto Apple WatchのアプリのUIもまだこれから、という例。何が登場したのか分からないが、「入札する」をタップするべきかどうか非常に悩んだ(写真=左)。オークションで終了間際に高値更新! スマートウォッチで即対応したくなる場面だ(写真=右)

 デジタルクラウンを押すと表示されるApple Watchのアプリなどは、やりたいことができる機能の代表だろう。また、画面を上にフリックすると現れる「グランス」も、カスタマイズすることで欲しい情報を素早く見たり、操作できたりする。結局iPhoneに引き継ぐなら最初からiPhoneを使った方がいいのではないか、と思える部分もあるが、ユーザーの好みで細かく設定できるところはApple Watchの強味だと思う。

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