翌日はダイビングボートにTORQUE G02を積み込んで、実際に海で水中写真の撮影にも挑戦した。ダイビングと言っても、TORQUE G02が海中で使用可能なのは水深1.5メートルまで。数メートル以上潜るダイビングでは使用できないので、浅瀬でのシュノーケリングで珊瑚や魚を撮影した。
以下は、実際に「TORQUE G02」で撮影した水中写真だ。
水の中では青みがかった絵になりがちだが、TORQUE G02の水中カメラでは、自動的に色補正が行われるため、実際に目で見た色に近い、自然な色味の写真が撮れる。また水中では魚眼レンズのように画面の端がゆがむことがあるが、それも歪み補正をオンにすることで解消できる。
水中での動画撮影も可能だ。ただし電子式の手ブレ補正(モルフォのMovieSolid技術を採用)が「水中カメラ」ではいまひとつ効きが悪いのか、やや手ブレが大きい映像になってしまった。
水中カメラで唯一の不満点は、画面の輝度。水深1.5メートルまでの浅瀬では太陽光がまともに反射するため、明るさを最大にしてもディスプレイがやや見づらく感じた。
またTORQUE G02のタッチディスプレイは濡れた指でも、グローブをはめた状態でも操作ができるが、濡れたグローブでは操作することができない。対応する水深だけでなく、こうした点も“ダイビング向き”とはいえないのだが、海水がついた手でも安心して触れられるという意味では、間違いなく唯一無二の存在。ダイバーやサーファーはもちろん、漁師さんから各種マリンスポーツのインストラクターまで、海に軸足を置くあらゆる人におすすめのスマホと言えるだろう。
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