そんな妻であるので、初めてのアプリインストールにはてこずると予想していたのだが、意外にもあっさり1人で成功させていた。購入初日に初期設定を終わらせており、Apple ID登録を終わらせていたのだ。「よく分からないけど、インストールにはApple IDが必要らしい」という理解はできていた。
翌日仕事から帰宅すると、妻は「すごくステキなアプリを入れちゃったよ!」と大はしゃぎしている。一体、何をインストールしたのだろうか。
妻 じゃじゃーん、動画アプリを2個もインストールしてしまったのだ。
僕 あら、1人でできたんだ。
妻 Apple IDの入力を求められたんだけど、前日に設定を終えていたから“あぁ、あのパスワード的なのを入れればいいのね”ってすぐ合点がいったの。
僕 なるほど。で、何をインストールした?
妻 YouTubeとDlifeってやつ。
僕 Dlifeって、キミがテレビでよく見てるBSの海外ドラマチャンネルだっけ。
妻 そうそう。このアプリがすごくってさ、いろんな放送が見放題なの。しかも無料で!
僕 それはよかった。
妻 ただ、iPhoneって覚えるパスワード的なのが多くて、頭がこんがらがるね。
僕 そう?
妻 iPhoneを解除するときのパスコードロック、購入したときの4桁の暗証番号、Apple ID……忘れてしまいそうで怖い。
今回、iPhoneは家電量販店で購入したのだが、「アドレス帳の移し替えをするには9800円かかる」といわれ、ちょっと高いので手動でやりますと答えた。が、後に妻は「やっぱ頼めばよかった……慣れないiPhoneで400件も手動入力するのつらすぎる」とベソをかきはじめた。え! 400件も登録してたんだ。てっきり30件くらいだと思ってたんだけど、交友関係広いな。
妻 9800円は高いなって思ったんだけど、やっぱりお願いしたいかも。1件入力するだけでもシンドイのに、400回繰り返すなんて気が遠くなる……。
僕 うーむ、今の入力スピードだと、年を越してしまいそうだもんね。ダメ元でキャリアショップに電話してみたら? 無料サービスがあるような気がするし。
翌日、妻が電話で確認したところ、果たして「無料で移し替えは可能」ということが判明。その週末に店頭に行き、無事に390件を無料で移し替えてもらえた。妻は、店頭によって同じ作業が無料だったり、有料だったりすることが解せない様子だった。
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