FREETELが米国進出、日本ブランドを掲げて「SAMURAI 極」などを全米で発売へCES 2016

» 2016年01月06日 22時05分 公開
[山口健太ITmedia]

 FREETELブランドを展開するプラスワン・マーケティングは1月5日(現地時間)、米・ラスベガスで開催される「CES 2016」のサテライトイベントにブースを出展し、米国向け端末を展示。米国市場への進出を明らかにした。

FREETELが米国進出 「CES 2016」のサテライトイベント、Pepcom主催「Digital Experience」のFREETELブースには、海外事業を統括するイアン・チャップマン-バンクス氏の姿が
FREETELが米国進出 米国を中心とした来場者向けにFREETEL端末の魅力を紹介していた

 FREETELが出展したのは、CES 2016のサテライトイベント「Digital Experience」(主催Pepcom)。2015年9月には同じくラスベガスで「CTIA Super Mobility 2015」に出展したFREETELだが、CES 2016のタイミングで本格的に米国展開を発表する形になった。

 米国で2016年第1四半期に発売する端末は、フラグシップモデル「SAMURAI 極」(KIWAMI)と「SAMURAI 雅」(MIYABI)、低価格モデル「Priori3」の3機種。価格はそれぞれKIWAMIが389ドル(約4万6000円)、MIYABIが199ドル(約2万3600円)、Priori3が99ドル(約1万1800円)としている。

 今後の展開については、「バレンタインシーズンに向けて準備を進めている。その後は日本で発表をした製品を順次投入していく」(プラスワン・マーケティング 取締役 グローバルビジネスディベロップメントのユージン吉岡氏)と見通しを語った。

FREETELが米国進出 米国向けモデルとして最初に投入するのは「極」。フラグシップのスペックを389ドルで販売する
FREETELが米国進出 背面が和柄の限定生産モデルも投入計画があるという

 会場には展示端末として、折りたたみ型デュアル画面のAndroidスマートフォン「MUSASHI」や、Windows 10 Mobile端末「KATANA 01」が並んだ。MUSASHIのキーボードは日本語のままだが、米国市場では英語仕様に変更するとしている。

FREETELが米国進出 2015年9月のCTIAで展示した異色の折りたたみ型スマホ「MUSASHI」
FREETELが米国進出 折りたたんだ背面にもディスプレイを搭載する、デュアル画面が特徴だ。

 未発表端末としては「ICE2」も展示した。ICEシリーズは新興市場向けの低価格3G端末で、LTEに対応した99ドルのPriori3よりも低い価格帯をターゲットとしている。

FREETELが米国進出 海外市場向けの「ICE2」は、Priori3よりさらに安価な価格帯の3G端末(開発中の試作機)
FREETELが米国進出 前モデルより画面サイズが大型化した

カンボジア、メキシコに続いて米国進出を実現

 FREETELは2015年10月27日に開催した発表会で、海外展開の第1弾としてカンボジアとメキシコへの進出を表明している。

FREETELが米国進出 2015年10月に東京で開催した発表会で、海外事業について語るチャップマン-バンクス氏
FREETELが米国進出 Dell時代には増田社長の上司だったという

 この発表会でFREETELは、2016年にも北米やアジア、中東に展開地域を拡大することを明らかにしていた。今回の会場にはFREETELの顔ともいえる増田薫社長の姿はなかったものの、イアン・チャップマン-バンクス氏や米国拠点に所属する従業員がブースで来場者の応対にあたっていた。

 米国展開においてもブランド名は「FREETEL」で、「Made by Japan」のタグラインにより日本ブランドを強調する。「米国市場において、日本製品の信頼性は高い。もし中国のスマホと日本のスマホがあれば、誰もが日本のスマホを選ぶはずだ」(チャップマン-バンクス氏)と、米国展開に自信を見せた。

 カンボジアやメキシコに次いで米国に展開した理由としては、「カンボジアは日本と電波の周波数が近く、米国はメキシコに近いという特徴がある。今後は米国からカナダ、さらに南米へと、徐々に拡大していく」(吉岡氏)と説明した。

 米国では日本と同じくSIMロックフリー端末として販売し、周波数はAT&Tのネットワークに対応させる。販売チャネルとしては家電量販店や米Amazon.com、オンライン直販を併用するとした。

FREETELが米国進出 米国向けWebサイト(FreetelWireless.com)も開設した。端末デザイン同様、日本的なイメージを強調している

 ロサンゼルスにあるFREETELの米国拠点には、増田社長やチャップマン-バンクス氏がかつて勤務していたDell時代の人材が参加しているという。今後は2月にバルセロナで開催予定の「Mobile World Congress 2016」にも参加する。「2015年のMWC2015は出展の申し込みが遅くなり端の方にあるスペースしか確保できなかったが、2016年は大手メーカーが並ぶホールに出展できそうだ」(吉岡氏)と見通しを語った。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  6. 気温35度以上のハンディファンは「逆効果」 猛暑を安全に乗り切る使い方と2026年おすすめ5選 (2026年07月27日)
  7. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  8. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  9. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  10. 【3COINS】100段階で風量調整、透明デザインの「大風量ペルチェ付きハンディファン」 3300円 (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー