「freetel」ブランドでSIMロックフリー端末やMVNOサービスを展開するプラスワン・マーケティングが6月22日、新ブランドを発表した。
7月15日から、レイヤー2接続の通信サービスを開始し、サービス名を「FREETEL SIM」に一新。データ通信は月100Mバイトで299円(税別、以下同)〜月10Gバイトで2470円(SMS月は+140円)、音声通信は月100Mバイトで999円〜月10Gバイトで3170円のプランを用意する。あらかじめプランを選ぶ必要がなく、利用したデータ量に応じて該当するプランの料金が請求される。使い方次第では、月額料金は現在提供中の「freetel mobile」よりも安い。
最低利用期間や契約解除料の縛りは設けられていないが、短期のMNPのみ、手数料が徴収される。

「FREETEL SIM」パッケージ。データSIMの1Gバイトプランは月499円で、「freetel mobile」の1Gバイト670円よりも安いが、FREETEL SIMで1Gバイトを超えて通信をすると3Gバイトプランの900円に上がってしまうので要注意。払いすぎを防止できるよう、アプリごとに低速通信に切り替える機能も用意されているSIMカードや端末を販売し、その場で契約やMNPもできるリアル店舗を拡充する。7月15日からはヨドバシカメラ マルチメディア Akiba、マルチメディア 横浜、マルチメディア 梅田の3店舗で販売。9月までにヨドバシカメラ全23店舗で展開し、8月下旬にはティーガイアの「スマートラボなんば戒橋店」での取り扱いも開始する。
新機種として、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン2機種を発売する。ラインアップは1万9800円の「katana01」と2万9800円の「katana02」。katana01のスペックは4.5型フルワイドVGA液晶(IPS方式)、クアッドコアCPU、1700mAhバッテリー。対応バンドはLTEがバンド1、3、8、19、W-CDMAがバンド1、6、8、19。katana02のスペックは未定。発売日は「各種調整がつき次第、近日発表予定」としている。また、ダイワボウ情報システムと協業し、法人市場にも展開する。
SIMロックフリーのフィーチャーフォン「Simple」(5980円)を今夏に発売するほか、AndroidベースのSIMロックフリーフィーチャーフォン(いわるゆ“ガラホ”)も2015年に発売する。9980円「Priori2」は、近日中にAndroid 5.0にアップデートする。
また、世界展開をするAndroidスマートフォンの新ブランド「SAMURAI」シリーズも発表。ミッドレンジで1万9800円の「雅(MIYABI)」、フラッグシップモデルの「極(KIWAMI)」の2機種をラインアップする。
上記の端末は、アジア、北中米、欧州、中近東など世界31カ国で2015年に発売することも決定した。
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