先月掲載したHuaweiのインタビューは、記事中にあるように中国・深センの本社で行われました。その際、「なにかとすごい」とウワサされる社員食堂も訪れることができました。
Huaweiの本社キャンパスは敷地面積が合計200万平方メートルで、これは東京ドーム(4万6755平方メートル)なら約42個分に相当する広さ。今一つイメージできないのでほぼ同じ広さの場所を調べてみたところ、東京ディズニーリゾート全体やモナコ公国と同じくらいのようです。それでもちょっと実感できませんが、とにかく広くてデカいのは確かです。
ちなみにITmedia Mobileが2009年末に訪れた際は、面積が1.1平方キロと紹介されていましたので、規模は年々拡大している模様。今回の訪問でもあちこちで拡張工事やビルの建設が進んでいました。
本社キャンパスはさらに八つのエリアに分かれており、例えば経営管理部門はエリアA、R&DセンターはエリアF、製品センターはエリアGと、アルファベットが振られています。物流センターやデータセンターのほか、“Huawei大学”と呼ばれる研修センターや、社員寮と海外から訪れた社員やゲストが泊まるホテルがある百草園(バイ・ツァオ・ガーデン)など、まさに世界的な拠点としての役割を担っています。
一つのエリア、あるいは一つの建物だけでも大企業の本社かと思う規模。エリア内には庭園や池があり、緑が多いのも印象的です。そして広大な敷地内を移動するため、専用のシャトルバスが行き来していました。
さて、今回お邪魔したのはG棟(製品センター)にある社員食堂。1階ロビーに直結している開放的なカフェテリアです。最近改修されたばかりなそうで、運営は民間業者に委託している様子。日本でも見かけるブランドのカフェが併設されていました。ちなみに本社内の社員食堂はエリアごとに複数あり、全体で十数カ所あるそうです。
社食はバイキング形式のようなので料理を取りに行こうとすると、「まずは注文を」と呼び止められました。食べ放題なのはサイドメニュー(サラダバー)で、メイン料理は別とのこと。中国語&英語のランチメニューを拝見すると、タラのフライ、サーロインステーキ、ラムチョップ、ビーフカレーなどが並びます。ふーむ、洋風ですな。ちょっと変化球で小コウイカのしょうゆいため(意訳)、なるものをオーダーしました。メイン+サラダバー(サイドメニュー)で128元(約2300円)。かなりぜいたくなランチです。
サイドメニューのほうは若干中華寄りで、正確な料理名は分かりませんが、青菜のいため物やモヤシのピリ辛和え物、焼きそば、魚のグリル、澄んだスープ、揚げゴマ団子、ゆでた落花生などが並んでいます。サラダバーにしてはちょっと重たいような……。また反対側には生野菜とフルーツ、そしてデザートのアイスクリームがずらり。アイスはハーゲンダッツで、これも食べ放題。もちろんコーヒーやジュースなどのドリンクバーもあります。
サイドメニューを見繕って席に戻ると、メインの料理がやってきました。おおー、なるほどこんな感じですか。イカがプリプリしていておいしい。味付けはテリヤキソースっぽいので、海外のしょうゆ味ってこういうイメージなんですかね。付け合わせライスとの相性もバッチリです。
サイドメニューで何かのフライだと思って取ってきたのは、なんと揚げゴマ団子(しかも餡なしで味薄め)。これは点心ってことですか……。食後のデザートはもちろんハーゲンダッツで、係の人にすくってもらいます。さらにフルーツも付けちゃいました。これは午後もしっかり取材しないといけません。
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