アイス食べ放題、でも4つの会議を掛け持ち Huaweiの社食はこんなトコふぉーんなハナシ(2/2 ページ)

» 2016年02月04日 21時37分 公開
[平賀洋一ITmedia]
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4つの会議を掛け持ちできるシステムとは? 謎のすし店「喜代川」

 ということで、食後に始まった社内ツアーから、ちょっと興味深いものを幾つか。まずはHuaweiが持つ特許の数々を紹介するパテントウォール。壁一面に261の特許状が掲げられていますが、これはほんの一部だそうです。

Huawei本社 所有する特許(の一部)を掲げているパテントウォール

 Huaweiには全世界で約17万人の社員がいるそうですが、メールやスケジュール、ファイル管理など、社内のやりとりは「eSpace」という自社製のユニファイドコミュニケーションシステムを使っているとのこと。いわば超巨大なグループウェアで、PCやスマホ、タブレットとデバイスを問わずアクセスでき、もちろんBYODにも対応。他社にも販売しています。

Huawei本社 自社製のユニファイドコミュニケーションシステム「eSpace」

 eSpaceはビジネスフォンやテレビ会議システムともつながるため、大人数の会議もeSpace上で行うとのこと。「忙しい時は同じ時間に4つくらい大事な会議が入るんですが、eSpaceなら全部に出られて便利ですよ」ということでした。うーむ、パワフル。

Huawei本社 テレビ会議システムにもつながる

 そしてLTEを使った行政向けの無線システムもちょっと興味深いものがありました。Huaweiが「eLTE」と呼ぶこのシステムは、LTEの高速通信技術を使って警察や救急、防災機関の無線通信網を提供するというもの。既に南京と天津に導入されているそうです。

Huawei本社 「eLTE」用のスマホっぽいトランシーバー。ちょっと欲しい(2度目)

 通話ができるのは当たり前ですが、端末のカメラを使って現場からリアルタイムで画像や映像を送信できるなど、従来の無線機と比べてかなり利便性が上がっているとか。基地局も独自に運用するようで、災害などにも強いようです。トランシーバーもタッチパネルなどかなりスマホっぽい外観で、ちょっと欲しくなりました。

Huawei本社 端末からリアルタイム映像を送信できるなど、スマホのような使い勝手

 日本でもLTE網を使ったIPトランシーバーが販売されていますが、いずれHuawei製の端末が登場するかもしれません。

Huawei本社 ツアー中に見かけた何かをテスト中の基地局車

 研修センターは世界中から社員が集まるため、それぞれの文化や習慣を尊重した設備がありました。その1つがイスラム教徒のための礼拝室。またこちらにもレストランがたくさんあり、日本の回転ずし店があったのも印象的でした。

Huawei本社 2009年の訪問でも目に止まった研修センターの天井にぶら下げられたかざり
Huawei本社 別のホールには「傘」が下げられていた
Huawei本社 礼拝室
Huawei本社 回転ずし&居酒屋の「喜代川」
Huawei本社 お い し い で す
Huawei本社 カウンター
Huawei本社 準備中だったためおすしは回っていませんでした
Huawei本社 白鶴の菰樽。日本酒が人気なんでしょうか?
Huawei本社 お隣は韓国居酒屋でした

 ということでITmedia Mobileでは、社員食堂にご招待していただけるモバイル関連の企業を全世界的に募集中です。関係者のみな様からのご連絡、心よりお待ち申し上げます。

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