韓国Samsung Electronicsは3月14日(現地時間)、米テキサス州オースティンで開催中の「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト) 2016」で、実験的な作曲アプリ「Hum On!」を発表した。
Hum On!は、端末のマイクに向かってメロディーをハミングすると、そのフレーズを録音し、音程と長さを機械学習で解析して五線譜で表示してくれるアプリ。
小節に区切ってコード(和音)も自動的に追加する。五線譜の画面で再生ボタンを押すと、(録音したものではなく)内蔵音源でメロディーを再生する。ピアノの単音やコード付きのオーケストラなど幾つかの再生方法を選べる。また、R&B風やロック調など、アレンジも選べる。採譜した五線譜からさらに音符や記号、コードを追加して曲をアレンジしていくことも可能だ。
このアプリの一般への公開時期は未定。Samsungのラボチームは現在、音の認知精度の向上に取り組んでおり、また、ミュージシャンと協力してさらに機能を追加していく計画という。
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