幼児の約4割がスマホでネットを利用――子供のネット利用実態調査

» 2016年04月14日 18時13分 公開
[ITmedia]

 安心ネットづくり促進協議会は4月14日、子供のネット利用に関するアンケート調査結果を報告した。調査対象は6歳までの未就学児(幼児)と、小学1〜3年生およびその保護者。2015年12月7日〜16年1月25日の間、保護者1184人にアンケートを実施した。

幼児

 調査によると、幼児の38%がスマートフォンでインターネットを利用していることが分かった。主な利用内容は、動画視聴(66%)やゲーム(61%)、写真閲覧(37%)など。

ネット 幼児と小学生のネット利用実態

 小学生になるとスマホの利用率がやや下がり、タブレット、PC、ゲーム機など利用端末が多様化する。用途はゲームや動画視聴の割合が高いが、検索(18%)、メール(6%)も増加傾向にある。

用途1 幼児のネット利用内容
用途2 小学生のネット利用内容

 ネットを使う状況については、幼児は「家族と一緒のとき」(84%)、「外出先での待ち時間」(27%)、「保護者が仕事・家事などで手が離せないとき」(18%)などの場面が多いが、小学生になると「一人のとき」(32%)、「留守番のとき」(12%)などの割合が高くなる。

利用状況1 幼児のネット利用場面
利用状況2 小学生のネット利用場面

 ネット利用に関する安心・安全対策については、子供の年齢によって対策を変えている保護者が多い。幼児への対策は「時間制限」(51%)、「セキュリティー・ウイルス対策」(29%)が多いが、小学生では「フィルタリング」(38%)、「端末機能制限(ペアレンタルコントロール)」(18%)などの割合も高い。

対策1 幼児への安全対策
対策2 小学生への安全対策

 子供専用端末に比べ、親子兼用端末ではフィルタリング設定率、端末機能制限、課金対策、接続制限対策などは低下する傾向にある。

安全対策 兼用端末では安全対策も低下傾向に

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