iPhoneユーザーの98%はSiriの音声での問い掛けを使ったことがあるが、人前で使ったことがあるのはわずか3%──。米調査・コンサルティング会社のCreative Strategiesは6月3日(現地時間)、このような調査結果を発表した。
調査対象は、同社のパネルに参加する米国在住の500人のスマートフォンユーザー。上記の結果は、その中のiPhoneユーザーが対象ということで、全体数は不明だ。
Androidユーザーで「OK Google」を使ったことがあるのは94%で、人前で使ったことがあるのは12%だった。
Siri、OK Google、Windows Phoneの「Hey Cortana」を含む音声でのパーソナルアシスタント機能をどこで使うかという設問では、39%が自宅で、51%が自分の車の中で、1.3%が職場で、6%が公共の場で、と回答した。
自宅より車内が多いのは、運転中にステアリングホイールから手を離さずに操作したいユーザーが多いからだとCreative Strategiesは説明する。また、今回の調査パネルは一般的なユーザーが中心なため、車内といってもまだ普及していないAppleのCarPlayやGoogleのAndroid Auto経由ではなく、スマートフォンでの利用だとしている。
パネル全体で、音声でのパーソナルアシスタントを使ったことがないと答えたのは20%。その理由として挙がったのは、機械に話し掛けることは、特に公共の場では、居心地が悪いということだった。
米ベンチャーキャピタルKPCBのパートナー、メアリー・ミーカー氏によると、2020年までにはWeb検索全体に占める音声による検索が50%を超えるという。だが、そのためには認識率の向上だけでなく、ユーザーの意識の変化も必要なようだ。
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