富士通コネクテッドテクノロジーズ(旧:富士通)の「arrows Tab F-04H」は、約1年半ぶりのNTTドコモ向けarrows(ARROWS) Tabの新作だ。
1年半ぶりのニューモデルということもあり、さまざまな面で使い勝手を向上している。それが私たちの生活にもたらす「快適」を見ていこう。
タブレットといえば手に持って使う――と思われがちだが、開発に携わる人たちに話を聞くと、手に“持たない”で使うユーザーが思いの外多いのだという。では、どうやって使うのか。
Webページの閲覧、Officeドキュメントの確認・編集、動画の視聴……といった筆者の利用シーンを思い返してみると、机なり壁なり、何かに立てかけて使うことが多い。複数の知人に聞いてみても、やはりタブレットを立てかけて使うことが多いようだ。要するに“立てて”使う人が多いのだ。
しかし、世に出ているタブレットは、立てかけて使うことを意外と想定していない。安定して立てるには、タオルのような摩擦力の強いものをタブレットの下方に敷くか、卓上ホルダやスタンドを用意する必要があるものが多いのだ。例えば、F-04Hの先代に当たる「ARROWS Tab F-03G」も、単体で壁や机に立てかけようとすると、自立できずに倒れ込んでしまうことが多い。
タブレットユーザーが立てて使うことが多いことを踏まえて、F-04Hでは本体背面の下部と左右の計6カ所に「grip edge」と呼ばれる滑り止めが付けられた。これにより、本体だけでも容易に壁などに立てかけられるようになった。とりわけ、水などで滑りやすくなっているキッチンや風呂場ではgrip edgeの効果は大きい。
F-04Hは、どこでもタブレットを“立てる”すべとして、持ち運びしやすい卓上ホルダを付属している。このホルダは角度を4段階調整が可能で、立てかける場所がない時に威力を発揮する。ただし、この卓上ホルダは現時点では「試供品」となっているので、紛失・破損した際には再入手できないことには注意しよう。
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