最強の水場タブレット!? 「arrows Tab F-04H」で快適ライフ1年半ぶりの新作(3/3 ページ)

» 2016年09月30日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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マルチユーザー機能:プライバシーに配慮してタブレットをシェア

 タブレット、とりわけ大画面のものは家族で共用することも多い。その際に問題になるのが「プライバシー」だ。

 家族で共用するためのソリューションとして、従来のAndroidベースのarrows Tabでは「NX!ホーム」(独自のホームアプリ)に「スタイル切替」を搭載していた。この機能では、使うユーザーによって最大6つまでのホーム画面を設定できるが、完全なマルチユーザー機能ではなく、アプリやデータはどのユーザーからも実質“丸見え”になってしまっていた。

 F-04Hでは、Android 6.0に標準で備わる「マルチユーザー機能」に対応した。この機能では、端末の管理者(メインユーザー)とは別に、「サブユーザー」と「ゲストユーザー」を最大で7人まで(うちゲストユーザーは1人のみ)設定できる。

 サブユーザーやゲストユーザーには管理者とは別の内蔵ストレージ領域が設定され、PC接続時も含めて他のユーザーが保存したデータにはアクセスできないようになっている(※)。また、サブユーザーについては「Googleアカウント」を設定することで、管理者や他のサブユーザーとは別個にアプリをダウンロード・インストールしたり、有料コンテンツを購入したりできる。

 ユーザーの追加は、管理者が以下のいずれかの操作をすると行える。

  • 通知シェードのユーザーアイコンをタップする(ユーザー切り替えも同じ画面で可能)
  • 端末設定の「ユーザー」をタップする(ユーザー削除も同じ画面で可能)

※複数のユーザーで同じアプリを利用している場合、アプリの本体ファイルは共有される。ただし、データやキャッシュはユーザー別に設定され、他のユーザーからアクセスできない

通知パネルのユーザーアイコンをクリックすると……ユーザー一覧が 通知シェードのユーザーアイコンをクリックすると(写真=左)、ユーザー一覧が表示される。管理者のユーザー一覧からは、ユーザーの追加も行える(写真=右)
ユーザーの追加・削除画面 端末設定の「ユーザー」では、ユーザーの追加・削除が可能

 ユーザーの変更は、通知シェードのユーザーアイコンをタップするか、ロック画面のユーザーアイコンをタップすると行える。ロック画面については、メーカー独自のカスタマイズが施されており、Androidオリジナルのユーザーインタフェース(UI)よりも分かりやすく、少ない手順でユーザー切り替えできるように配慮されている。

ロック画面でのユーザー切り替え ロック画面でのユーザー切り替えは、ワンタップでできるようにメーカーによるカスタマイズが施されている

 メーカーによるカスタマイズという観点では、ユーザーごとにアプリや利用時間の制限も行えることも見逃せない。制限できる内容は以下の通り。

  • 利用可能なアプリ
  • 利用できない時間帯の設定
  • 利用できる時間の設定

 利用制限機能は、子供にタブレットを使わせる場合に役立つだろう。ただし、機能制限機能を利用する場合、サブユーザーを新規作成する段階でその旨を指定する必要があるので注意しよう。

ユーザー単位で利用可能アプリや時間(帯)をカスタマイズできる ユーザー単位で利用可能アプリや時間(帯)をカスタマイズできる

 ただし、OSの仕様から、microSDに保存したデータについては他のユーザーからも閲覧できる。データを保存したユーザーのログを取ることで他ユーザーのデータを非表示にする配慮をするアプリもあるにはある。が、あくまでも「アプリによる配慮」であるため、他アプリやPCからは同じように見えてしまう。この点にさえ気をつければ、従来のarrows Tabよりも安心して家族で共用できる。

いつでもズーム:どんなアプリでも拡大表示できて便利

 arrows Tabには、メーカー独自の便利機能がたくさん盛り込まれている。その中でも、特にお勧めしたいものが「いつでもズーム」だ。

 この機能を使うと、ナビゲーションバーのアイコンをタップするだけで画面表示を拡大できる。表示倍率は最大5倍で、ピンチイン・ピンチアウトで調節できる。アイコンを再びタップすれば、一瞬で通常表示に戻る。

 通常は拡大表示に対応しないアプリ・機能であっても拡大表示できるので、細かいところまで見たい時に役立てよう。

いつでもズームアイコンをタップすると…… 虫眼鏡アイコンをタップすると……
一瞬で拡大! 一瞬で拡大!(画像は最大倍率の5倍表示の場合)

 arrows Tab F-04Hは、老若男女、タブレットの初心者から上級者まで、幅広いユーザー層が満足できる機能を備える機種に仕上がっている。多機能ゆえに販売価格も張る(ドコモオンラインショップで税込みで8万2944円)が、2年間使う前提であれば実質価格は3万円弱〜4万円弱となり、納得感がほどほどにある価格となる。

 どれくらいの「納得感」があるかは、人によってさまざまであると思う。ドコモショップなど、実機が配置されている販売店で、ぜひ手に取って試してみてほしい。

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