これぞ伝統的MacBookの集大成――新型MacBook Pro(Touch Barなし) 13型 ファーストルック(1/2 ページ)

» 2016年10月29日 00時00分 公開
[神尾寿ITmedia]

 10月27日(現地時間)、米Appleが新型のMacBook Proを発表した。既報の通り、今回の目玉は新たな入力インタフェースである「Touch Bar」と、電源および周辺機器接続を全てThunderbolt 3(USB-C)コネクターに統一したこと。また広色域かつ視野角の広い新型Retinaディスプレイの搭載や、デザインの薄型・コンパクト化など、その内容はフルモデルチェンジに恥じないものになっている。

 そして今回、筆者は米国での取材後すぐに、MacBook Pro 13型(Touch Barなし)を借りていち早く試す機会を得た。まだ極めて短い時間しか使用できていないが、まずはファーストルックとして新型MacBook Proについてレポートしたい。

軽やかなAirに対して、Proは“大人なデザイン”

 最初に読者の皆さんに謝罪しなければならないことがある。

 今回レポートするMacBook Pro 13型が筆者の手に渡ってからこの記事を書き上げるまで、たった一晩の時間しかなかった。そのため本体の撮影はホテルの自室内で行わざるを得ず、実際の利用も初期設定から基本機能を一通り試す程度のことしかできなかった。また今回、筆者が入手したのは英語版キーボードのMacBook Pro 13型である。そのため日本で多くのユーザーが使う日本語キーボード仕様のMacBook Proとは、キータッチの評価などが変わってしまう可能性がある。そのため今回は、あくまで現地でのファーストルックのレポートであるとお断りしておきたい。

 それでは新型MacBook Pro 13型を見てみよう。

 箱を開けるとMacBook Proが鎮座しているのは、いつものApple製品の通り。そして本体を取り出すと、「Designed by Apple in California」のメッセージが届くのもセオリーである。同梱されているのは、新しいThunderbolt 3用のACアダプターとThunderbolt 3ケーブル。アダプター部とケーブルは分離しており、接続して使うというのは、一足早くUSB-Cを採用したMacBook 12型と同じである。

MacBook Pro
MacBook Pro
MacBook Pro 新型MacBook Pro 13型
MacBook Pro 本体のAppleロゴ部分は光らなくなった

 なお、新型MacBook Pro 13型のACアダプターは61Wであり、MagSafe 2を採用したMacBook Pro用60Wアダプターとサイズはほぼ同一。同じUSB-Cを使うMacBook 12型用の29Wアダプターよりはひとまわり大きい。

MacBook Pro
MacBook Pro Thunderbolt 3のACアダプターと充電用ケーブル
MacBook Pro 従来のMagSafe2用 60Wアダプターと、新型のThunderbolt 3用 61W アダプター。サイズはほぼ同一
MacBook Pro Thunderbolt 3用アダプターにケーブルを接続したところ
MacBook Pro MacBook 12型用のUSB-Cアダプター(右)と、MacBook Pro 13型用Thunderbolt 3アダプター(左)の比較

 新型MacBook 13型のサイズは304.1(幅)×14.9(高さ)×212.4(奥行き)mm、重量は1.37kgである。このサイズはMacBook Air 13型よりもコンパクトであり、重量は20gほど重いだけ。ただしMacBook Airはパームレストの手前側が薄くなっていくくさび形デザインであるのに対して、MacBook Proは本体奥と手前で厚さが変わらない直線基調のデザインだ。

 MacBook Airの軽やかな雰囲気と異なり、MacBook Proは重厚な雰囲気があり、パッと持ち上げた感じでは20g以上の重量差を感じる。他方で、このやもすれば武骨なデザインは「プロの道具」としての頼もしさも感じるだろう。とりわけスペースグレイはとてもシックで“大人な印象”であり、クリエーターだけでなく、一流企業のビジネスパーソンがさり気なく取り出しても様になる。

Thunderbolt 3統一は先行投資という割り切り

 新型MacBook Proはすっきりとしたデザインが好印象なのだが、その一方で、“すっきりしすぎた”ことで賛否両論が分かれそうなのがThunderbolt 3への統一だ。Touch Barなしの13型モデルは左側に2カ所、Touch Barの搭載されている13型/15型モデルは左右2カ所ずつ合計4カ所のThunderbolt 3ポートが用意されている。

 今回、試用したTouch Barなしの13型モデルは左側2カ所のみだが、これだと1カ所にACアダプターを接続すると残りは1カ所のみとなり、ワイヤレス化が進んだ昨今においても少々心もとない。また手持ちのiPhoneを接続するにも、別売りのUSB-C・Lightningのケーブルを買う必要がある。このあたりは周辺機器がそろってくるまでは、「これは先行投資だ」という割り切りをしなければならないかもしれない。

MacBook Pro
MacBook Pro MacBook Pro 13型のTouch Barなしモデルは、左側にThunderbolt 3ポート、右側にイヤフォンジャックがあるのみ
MacBook Pro
MacBook Pro 新型MacBook Pro登場に前後して、USB-C用の周辺機器も用意された

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月11日 更新
  1. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  2. 楽天モバイル+ドコモ回線がセットの格安SIM「NYCOMO(ニコモ)」 月額4928円でデータ無制限+3GB (2026年02月10日)
  3. auの「iPhone 17(256GB)」、MNPとUQ mobileからの乗り換えで2年6400円に (2026年02月09日)
  4. Amazonで整備済み「iPad(第8世代)」128GBモデルが3万5800円 10.2型ディスプレイ搭載 (2026年02月09日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. 財布に入る、カード型の使い切りモバイルバッテリー登場 発火リスクの低いリチウムマンガン電池を採用 (2026年02月09日)
  7. KDDI、「副回線サービス」の一部を8月末に終了 “Starlink”や“00000JAPAN”などの代替手段があるため (2026年02月11日)
  8. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  9. 「MNP短期解約を対策してほしい」――携帯4キャリアが訴え 電気通信事業法のルールが足かせに (2026年01月20日)
  10. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【2月10日最新版】 お得な月額割引や激安スマホも (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年