ドコモスマホ×格安SIMでテザリング/進む「5G」の技術開発Mobile Weekly Top10

» 2016年11月21日 14時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、11月14日から11月20日までのアクセスランキングを集計しました。

テザリングの様子 2016年夏モデルからテザリングに関する制限が撤廃されたドコモのAndroidスマホ・タブレット

 ランキングの1位には、格安SIM Q&Aから「ドコモ回線の格安SIM+ドコモスマホの『テザリング』は、今でもできないのですか?」が入りました。

 「テザリング(インターネット共有)」の利用に当たって、NTTドコモのAndroidスマートフォン・タブレットでは「spモード」の契約が必須でしたが、2016年夏モデル(2016年4月以降に発売する機種)からは必須ではなくなりました。これにより、spモード以外のネット接続サービスはもちろん、ドコモ回線を使うMVNOサービス(格安SIM)でもテザリングができるようになりました。

 実は、2016年4月以前の一部機種でも、ドコモ以外が発行するSIMカードを使う場合に限ってテザリングができるようになっていましたが(参考記事)、今回の取り組みによって、ドコモのAndroidスマホ・タブレットをドコモ以外のキャリアで使う際の制約事項がより少なくなりました。

NTTドコモの「NTTドコモ R&Dセンタ」 NTTドコモの「NTTドコモ R&Dセンタ」(神奈川県横須賀市)

 8位には、ドコモが開催した「DOCOMO R&D Open House 2016」のレポート記事「10Gbpsの高速通信にも実現のめどが――ドコモが5Gの最新技術やサービス像を披露」がランクインしました。

 2020年度に「5G(第5世代移動体通信)」の実用化を目指して、NTTドコモは通信機器メーカーと共同でさまざまな実証実験をしています。KDDIやソフトバンクも、5G実用化に向けた技術的な検証を進めています。

 平行して、通信規格としての「5G」も3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化作業が進んでいます。2020年内にサービスを開始するとなると、準備期間を加味して遅くとも2018年までには規格が確定していることが望ましいはずです。

 これから、新しい通信規格を巡る動きがより活発になりそうです。

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