前回は「Xperia XZ」のカメラで「iPhone 7 Plus」と撮り比べをしてきた。今回は、そんなXperia XZのカメラについて、良いところと残念なところをざっくりとまとめたい。
側面にシャッターボタンが用意されており、ロック画面時やスリープ時でも、これを押せばすぐにカメラが起動するし、撮影時も半押し機能が使える。
特に素早くカメラを起動したいときに一番便利だった。
けっこう難しいシーンでもきれいに撮ってくれる。これはよい。木陰に隠れて昼寝してる猫も、明暗のバランスや緑がすごくきれいに出ていてすばらしい写り。
きれいに撮るのが難しい紅葉も、良い出来だ。
ほとんどの人はプレミアムおまかせオートで撮ると思う。プレミアムおまかせオート時はカメラがブレているか、被写体が動いているか、被写体との距離、などさまざまな要素を分析して最適な設定をしてくれる。手持ちでカメラがちゃんと固定されていなかったり、被写体が動いていたりしたら、シャッタースピードを速めにしてくれるのはよい。
料理も認識してくれる。
このパエリアなんか実においしそう。
広角だと広い範囲が撮れる。広角過ぎると思ったら(実際、24mm相当ってかなりの広角だ)、デジタルズームでちょっと拡大すればいい。画素数が多い分、多少デジタルズームをかけても画質的には問題ない。
2.5倍ズームで撮影したうちの猫。
タッチAFを使うと、自動的に被写体を判断し、それが動くと追いかけてくれる。動く被写体も追従するので、一度タップして被写体を指定してやれば、あとはタイミングを見計らって撮影すればOKだ。
タッチすると被写体に枠が付き、カメラを動かしたり被写体が動いてくれたりしても、追いかけてくれる。一度捕まえれば、構図を変えてもフォーカスを合わせ続けてくれるのだ。
インカメラの画素数は他社のメインカメラに匹敵する1300万と高画素だ。自撮りする人には大事。
ARエフェクトやタイムシフトビデオなど、おなじみの多くの機能が別アプリで用意されている。1つ1つの機能も何げなく強化されていて楽しい。
背景ぼかしもあるが、フォーカスが合っている写真と背景に合わせた写真の2枚を撮影して合成するタイプ。デュアルカメラによる背景ぼかし(HUAWEI P9のワイドアパーチャやiPhone 7 Plusの被写界深度エフェクト)に比べるとエッジがちょっと不自然。
フルHD時の動画はよい。5軸手ブレ補正は優秀なので歩きながら撮ってもあまりブレないし、被写体を追いかけてAFし続けてくれるのもいい。
4K動画も撮れる。ただし、動画モードではなく、別途4K動画アプリを使うので注意。
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