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» 2017年06月23日 14時40分 公開

通信速度定点観測:UQ mobileとY!mobileは抜群の安定感 IIJmioの遅さに不安――「格安SIM」の実効速度を比較(au回線&Y!mobile5月編) (2/2)

[小林誠,ITmedia]
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夕方:「Y!mobile」が31Mbps台でトップ

 18時以降の測定は、ランチタイムと比べるとMVNOサービスが速度を持ち直す傾向にある。前回は純正サービスとUQ mobileが高速である半面、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)が振わないという結果に終わった。

 今回の夕方の計測結果はどうだろうか。

JR横浜駅西口での測定結果(夕方) JR横浜駅西口での測定結果(夕方)

 今回も前回と同じような結果となった。mineo(Aプラン)は下り平均0.75Mbpsで前回よりわずかに改善したものの、IIJmio(タイプA)は下り平均1.31Mbpsと前回の3Mbps台から落ち、パッとしない結果となった。

 下り平均のトップはY!mobileで31.83Mbps。LTE NETは21.87Mbps、UQ mobileは18.71Mbpsと、好調な3サービスの順序は前回と同じとなった夕方はY!mobileがau系を上回るようだ。

 上り平均速度の計測ではY!moboileで理論値超えが連続した。再測定して落ち着いた結果はトップの22.75Mbps。au系も前回は理論値超えが続いたが、今回はそういう問題は発生しなかった。純正のLTE NETは7.03Mbps、UQ mobileは5.45Mbpsと普通の数字。mineo(Aプラン)は3.59Mbps、IIJmio(タイプA)が2.29Mbpsと、ランチタイムとさほど変わらない結果だった。

JR横浜駅西口での測定結果(夕方)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
UQ mobile 18:00 18.71 5.45
mineo(Aプラン) 18:04 0.75 3.59
IIJmio(タイプA) 18:04 1.31 2.29
au(LTE NET) 18:00 21.87 7.03
Y!mobile 18:09 31.83 22.75

まとめ:大手系サービスは速度安定 mineoとIIJmioはピンチ?

 UQ mobileは純正のLTE NETと遜色ない、あるいは本家以上の速度をいつでも出しており、混雑しやすい時間帯もまったく心配ない。Y!mobileも同様で、上下10〜30Mbps台なのでネット上のどのサービスもストレスなく使えそうだ。ただこの2サービスは上り通信速度の計測時に「理論値超え」が出ており、計測値をどこまで当てにできるのか、という気がかりはある。

 一方、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)は速度の遅さで目立っている。とくにIIJmio(タイプA)はどの時間帯でも下り0〜1Mbps台しか出ていないので心配だ。ただし、筆者の知人のmineoユーザーの話でも触れたが、スピードテストが出す数字の印象ほどには遅くはないのかもしれない。

 5月のau系通信サービスとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。

  • UQ mobile……au純正に匹敵・凌駕?
  • mineo……午前中は得意
  • IIJmio……下り0〜1Mbps台で厳しい
  • au(LTE NET)……どの時間帯もお任せ!
  • Y!mobile……安定感抜群

 今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。

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