最後は6月27日(水)18時15分〜の結果を紹介する。夕方もmineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)は苦戦を強いられた。下り速度はmineoが0.65Mbps、IIJmioが1.16Mbps。昼よりはやや回復したとはいえ、少しつらい数字だ。
UQ mobileは今回も10Mbps超えの11.67Mbps。計測した3回で全て10Mbpsを超えているのは「さすが」の一言。ちなみにLTE NETは13.9Mbps、Y!mobileは21.86MbpsでUQ mobileを上回った。
上り速度は2〜4Mbpsでどのサービスも大きな差はなかった。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
mineo(Aプラン) | 18:15 | 0.65 | 3.85 |
UQ mobile | 18:22 | 11.67 | 3.89 |
IIJmio(タイプA) | 18:28 | 1.16 | 2.63 |
au(LTE NET) | 18:33 | 13.9 | 4.27 |
Y!mobile | 18:38 | 21.86 | 3.29 |
普段計測している横浜よりも、千代田区の方が混雑するため、相対的には速度が下がっているが、MVNOの中ではUQ mobileが好調で、昼(と月によって夕方)にmineo(プランA)とIIJmio(タイプA)が苦戦するという傾向はここ数カ月変わらない。
LTE NETとY!mobile、キャリアのネットワークをそのまま使っているため、安定して10Mbps以上の速度が出ている。特にY!mobileは最近は「格安SIM」として訴求されており、MVNOサービスと同じ土俵で比較されやすいため、このように速度が出ていることは、大きな強みになる。
IIJmioとmineoについては中の人とお話をする機会が多く、ネットワークの増強についてはコストとのバランスをいかに取っていくかに苦慮している、という話をよく聞く。2社に限らず、他のMVNOも難しいかじ取りを迫られているが、時間帯によって速度が出にくいのは「デメリット」というより「仕様」と捉えた方がいいのかもしれない。
6月のau系通信サービスとY!mobileの傾向は以下の通り。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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