グーグルがラスベガスで「Googleアシスタント」の訴求に躍起――スピーカーの次に来るのは「スマートディスプレイ」か:石川温のスマホ業界新聞

» 2018年01月19日 10時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 今年のCESで存在感があったのは、なんと言っても「グーグル」であった。ラスベガスの街中にあるネオン広告は、ほとんどが「Hey Google」で埋め尽くされていた。コンベンションセンターを通るモノレールの車両も「Hey Google」のラッピング広告だった。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2018年1月13日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額540円・税込)の申し込みはこちらから。


 会場内では、巨大なブースが設置され、さらに大きなガチャを来場者が楽しめるようにしていた。画面上に4つの質問が表示され、そのうち一つを選ぶと、Google アシスタントが答えてくれるだけでなく、ガチャの上から玉が落ちて出てくる。それを開けるとプレゼントが入っているというプロモーションだ。

 Google Home miniやPixel Budsといった製品をもらえている人が結構、居たのに驚いた。ハズレは靴下や帽子なのだが、それでも絶えず1時間近い待ち時間の行列ができていたのだった。

 さらに、グーグルは、Googleアシスタントに対応した製品を展示しているメーカーに説明員を派遣。パイオニアやレノボ、クアルコムなど様々なブースで専門のスタッフが内容を説明していたのが印象的であった。

 去年は「アマゾンのAlexa対応機器が目立った」というニュースが流れたが、グーグルとしてはそれに対抗したかったのか、今年、かなりの予算をつぎ込んで、プロモーションしていたと思われる。逆にアマゾン・Alexa対応機器もあることにはあるのだが、グーグルの前では全く目立たない状態となっていた。

 会場内には様々なGoogleアシスタント対応機器があったのだが、そんななかでも次に面白くなりそうなのが「スマートディスプレイ」だ。

 見た目は、かつてソフトバンクによって一世を風靡した「フォトパネル」に大きめのスピーカーとマイクが載ったイメージの機器だ。

 Googleアシスタントに話しかけることにより、画面で情報を伝えてくれるというものだ。

 朝、「Hey Google グッドモーニング」と伝えれば、部屋の照明がつき、その日の天気、スケジュールなどを画面に表示。さらにYouTubeからニュース番組を流してくれる。料理を作るときも、レシピを画面で確認できるので、とてもわかりやすい。さらに、グーグルが提供する無料メッセージアプリ「Google Duo」にも対応しているので、テレビ電話のように使うと言ったことも可能だ。

 LGエレクトロニクスは、テレビに向かってGoogleアシスタントに話しかけ、様々な情報を引き出したり、家電をコントロールするといったデモを行っていた。やはり、テレビのようなディスプレイがあったほうが便利というわけだ。

 やはり、スマートスピーカー単体となると、情報を引き出して聞くという動作は、必ずしも効率的だとは言えない。 

 音声エージェントの市場が盛り上がりを見せているが、単なるスピーカーよりも、ディスプレイ付きの方に人気が出てくる可能性は高そうだ。もし、それで売れないようなら、SIMカードスロットを搭載したモデルをつくって、キャリアがばらまけばいいだろう。

© DWANGO Co., Ltd.

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