(時は3月21日に移り、都内渋谷で開催された「JOJO L-02K 黄金体験GALLERYYYYYYY」にて……)
―― JOJO L-02K用のカバーはありますか?
鹿島氏 現時点でオリジナルのカバーはありませんが、V30+ L-01Kと共通で使えるクリアケースは「docomo select」で販売しています。JOJO L-02Kでもジャストフィットします。
―― 「JOJOエディター」で1つロックのかかっている機能がありますが、これはいつ追加されるのでしょうか。
鹿島氏 未定ですが、なる早で、とは思っています。これは新しいコマを作る機能で、キャラクターとせりふ、背景を組み合わせて、いろいろなバリエーションでコマを作れます。作ったコマはgifアニメで再生できます。
これ以外でも追加コンテンツの配信は予定しています。「スタンドカメラ」用のスタンドや、スタンプのせりふ、擬音などが増える予定です。
―― それは朗報ですね。スタンドカメラは人の顔を認識して、そばにスタンドが出るんですよね。
鹿島氏 そうです。ちなみに、犬を写して、そばに「ザ・フール」(※第3部の犬キャラクター、イギーのスタンド)を出したかったんですけど、残念ながら、犬は認識してくれませんでした(笑)。原作のように、人面犬のような顔立ち(※イギーは第3部の終盤で、人間のような顔立ちに変化した)だったら、もしかしたら……と思ったんですけど。ですので、ザ・フールは手動で貼り付けられるアイテムとして追加する予定です。
―― Twitterのジョジョスマホ公式アカウントでいろいろと情報を出していますね。
鹿島氏 お手持ちのスマートフォンでジョジョスマホを操作しているかのように見せる動画を流しました(関連記事)。引き続き情報を出していきます。
―― 黄金体験GALLERYYYYYYYも荒木先生は監修したのですか?
鹿島氏 もちろんです。ジョジョスマホに関連する創作物やプロモーションツールは、基本的に全て監修しています。パンフレットも何パターンか作成して、決めていただきました。
筆者がJOJO L-02Kを使ってから10日ほどが経過した。使えば使うほど、ここまで作り込んでいるのかッ! と感心させられている。ドコモやLGエレクトロニクスの開発陣にはまさに「敬意を表するッ!」と言いたい。
しかしお値段はやはりネックで、12万5712円(税込)の価値があるかどうかは、ユーザーの使い方次第でもあると感じた。ジョジョスマホを使ってとことんコミュニケーションを取りたい人は、JOJOエディターで作ったコマ画像をスタンプとして使ったり、予測変換辞書でジョジョの名せりふを交えて投稿したり、スタンドカメラで撮影した画像で盛り上がったり、さまざまな方法で楽しめる。こうしたユーザーは、100%価値があると感じるだろう。
一方で、コミュニケーションを取るよりも、1人でじっくりと楽しみたい人にとっては、前作「L-06D JOJO」では内蔵した「F-MEGA」のようなゲームや電子コミック(L-06D JOJOでは第1部〜第2部を内蔵)を用意した方が歓迎されただろうし、12万円強という価格への納得感も増したはず。筆者も、JOJO L-02Kでしかお目にかかれないコンテンツや特典が薄くなったのは少し残念に感じている。例えば、キービジュアルにもなっている第5部の電子コミックは内蔵してほしかった。
ただ、「L-06D JOJOと同じことはしたくない」という開発陣の揺るぎない信念は理解できるし、L-06D JOJOとはまた違った魅力あふれるスマホに生まれ変わったのも事実。これをきっかけに新たなコミュニケーションが生まれれば、それは単純な値段では計れない価値につながる。筆者もJOJO L-02Kで“黄金体験”を極めていきたいと思う。
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