思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」です。
2012年に発売されたSH-02Eは、世界で初めてIGZO液晶を搭載したスマートフォンです。
IGZO液晶は、従来の液晶に比べ消費電力を大幅に低減できるのに加え、タッチパネルをより正確に操作できるのが特徴です。SH-02Eではさらに2320mAhの大容量バッテリーを採用していて、「2日間使えるスマートフォン」と、そのロングライフぶりをアピールしていました。
当時のスマホはまだバッテリーの持ちが悪いという印象が強く、その点を払拭(ふっしょく)したSH-02Eは多くの人の支持を集め、GfK Japan調べによる販売ランキングでは8週連続1位を記録するほどの人気ぶりを見せました。
IGZO液晶の精密なタッチ操作が可能なことを生かして、ペン入力にも対応していました。ちょっと面白いのが付属のタッチペンで、イヤフォンジャックに挿して携帯することができました。
当時の最先端となる4コアCPU、Snapdragon S4 Pro「APQ8064」を採用しているほか、カメラには1630万画素の裏面照射型CMOSに光学・電子式の2種類の手ブレ補正機能を搭載するなど、ハイスペック機能が詰め込まれたスマホでした。
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