LINEのトーク画面やスマートスピーカーからも印刷可能に キヤノン「PIXUS」プリンタ6機種

» 2018年08月02日 16時30分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは8月2日、家庭向けインクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの新製品として、プリント、スキャン、コピー対応の多機能モデル計6機種を発表した。いずれも9月6日に発売する。価格はオープン。

主力モデル「TS8230」はスマートスピーカーにも対応

 主力モデルの「PIXUS TS8230」は、PC以外からのプリント機能を強化。カレンダー作成などが行えるスマートフォン向けの新たな写真編集・プリントアプリ「「Easy-PhotoPrint Editor」を用意した他、LINEの友だちにPIXUSを追加してトーク画面からのプリントを可能にする新サービス「PIXUS トークプリント」を追加した。プリントした写真にスマホをかざすことでメッセージを表示できる「Message in Print」は、コンテンツを増やしつつ、従来のiOSに加えてAndoridにも対応した。

PIXUS 「PIXUS TS8230」(ブラック)

 スマートスピーカーからのプリントに対応したことも大きな特徴だ。「Amazon Echo」などAmazon Alexa対応スマートスピーカーに「Alexa、キヤノンプリンタで塗り絵を印刷して」などと話し掛けることで、ナンバープレース(数独)や塗り絵のプリントが可能だ。話し掛けてインク残量などを確認する機能も備える。「Google Home」など、Googleアシスタント対応スマートスピーカーには2018年12月ごろ対応する予定。

 新開発の多目的トレイの搭載に伴い、「オリジナルネイルプリントシール」(2018年11月中旬発売予定)に対応し、アプリでネイルシールをデザインしてプリントする機能も追加した。スクラップブックやラッピングペーパーの活用を想定した45種類のパターンペーパーテンプレートを内蔵し、本体のみでプリントできる機能も搭載する。

 純正用紙のバリエーションも拡充。Instagramの影響で再注目されているスクエアサイズ用紙は、従来品(127×127mm)より一回り小さい「キヤノン写真用紙・光沢ゴールド 89×89mm」を11月中旬に発売する。マグネットシートや剥がしやすいプリントシールなども同時期に発売する。

 プリンタ本体はボディーデザインを刷新。上面にグリッドパターンを施したスクエア形状のデザインを採用し、6色インク(シアン、マゼンタ、イエロー、グレー、染料ブラック、顔料ブラック)、4.3型のタッチパネル付き液晶モニターを備えている。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3色展開。同社直販予定価格は3万880円(税別、以下同)。

PIXUSPIXUS ホワイト(左)とレッド(右)のカラバリも

フォトブルーインク搭載のプレミアムモデル「XK80」

 プレミアムモデルの「PIXUS XK80」は、シルバーメタリック色のスクエア形状ボディーに、染料5色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、フォトブルー)と顔料ブラックの6色ハイブリッドインクを採用。フォトブルーインクにより、明度の高い青から白にかけての粒状感を低減している点が他のモデルと異なる。

 スマホやスマートスピーカー対応、4.3型のタッチパネル付き液晶モニターなどの特徴はTS8230と同様だ。同社直販予定価格は4万880円。

PIXUS 「PIXUS XK80」

4色・5色インクの下位機種ラインアップ

 その他、5色インクでタッチパネル付き3.0型液晶モニター搭載の「PIXUS TS6230」と、5色インクでタッチパネルなし3.0型液晶モニター搭載の「PIXUS TS5030S」、4色インクで2.5型液晶モニター搭載の「PIXUS TS5130S」、4色インクで1.5型モノクロ液晶モニターの「PIXUS TS3130S」を発売する。

 同社直販予定価格は、TS6230が2万4880円、TS5030Sが1万8880円、TS5130Sが1万2880円、TS3130Sが8880円。主な仕様は以下の通り。

PIXUSPIXUS 「PIXUS TS6230」のホワイト(左)とブラック(右)
PIXUS PIXUS新機種の主な仕様(プレスリリースより)。TS5030S、TS5130S、TS3130SはLINE連携サービスの「PIXUS トークプリント」に非対応

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