Googleの目指す未来を詰め込んだスマホ 「Pixel 3 XL」先行レビュー(2/2 ページ)

» 2018年10月16日 01時00分 公開
[島徹,ITmedia]
前のページへ 1|2       

カメラは撮影+Google レンズに対応

 カメラの仕様は、アウトカメラが1210万画素でインカメラが800万画素だ。暗所でも明るく撮影できる他、白飛びや黒つぶれを防止するオートHDR、背景ぼかしのポートレート撮影、キャラクターと一緒に撮影できるAR機能など、最近のハイエンドスマホではおなじみの機能をとりそろえている。短時間触っただけだが、オートでも室内や夜景をきれいに撮影できた。

Pixel 3 XL カメラは現在のハイエンドスマホが持つ機能をおおむね搭載。RAW撮影やH.265での動画撮影などの利用設定も用意されている
Pixel 3 XL 背景をぼかしたポートレート撮影も楽しめる
Pixel 3 XL あまり誇張した感じはないながらも、肉らしさをしっかり表現
Pixel 3 XL 夜間でも白飛びや黒つぶれを抑えつつ明るく撮影できた 

 ちなみに、PixelからGoogleフォトへ2022年2月1日までにアップロードした写真や動画は、元の画質のまま無料かつ容量無制限で保存できる。

 Pixel 3 XLのカメラのもう一つの特徴は、撮影時のプレビュー画面の長押しや、Googleアシスタントの画面から起動できるGoogleレンズだ。書類やメニューから文字を検出して検索結果を出す他、翻訳、電話発信、経路検索といったアクションを利用できる。気になるアイテムがどんな商品かを検索する機能もある。

 これらカメラで撮った被写体の認識機能自体は、他メーカーでも既に採用しているが、標準機能としてカメラに搭載されていることと、Googleの各種検索サービスを結び付けていることが利便性を高めている。日本語対応はようやく始まったばかりなので、今後さらなる進化を期待できそうだ。

Pixel 3 XLPixel 3 XL カメラの撮影画面を長押しすると、Googleレンズが起動する(写真=左)。被写体の画像や文字認識から、撮影した被写体を特定することも可能。この場合、驚くべきことに被写体のカメラとレンズの両方がほぼ特定された(写真=右)

 この他、Pixel 3 XLは本体両側面を握って操作するActive EdgeでGoogleアシスタントを起動できるなど、Googleのサービスへより簡単にアクセスできる接点を多く持っている。

Pixel 3 XL 本体の左右側面を握って機能を呼び出すActive Edgeを搭載。握るとGoogleアシスタントが起動する

 中でも純正のQi対応(最大10W)ワイヤレス充電台「Pixel Stand」は、Pixelのアラームやマナーモードと連動するだけでなく、Google アシスタントのGoogleフォト、Google Playミュージック、スケジュールなどの情報を見やすく表示し、スムーズに利用できる独自のコントロール機能を搭載している。ちなみに、市販のQi対応ワイヤレス充電台では、Pixel 3 XLを充電できるだけで、これらのコントロール機能は利用できなかった。

Pixel 3 XL Pixel 3 XLと同時期に発売される、Qi対応(最大10W)ワイヤレス充電台「Pixel Stand」。Pixel 3、Pixel 3 XLとの連動機能を搭載。価格は9504円(Google Playストアの税込価格)

Pixel 3 XLはGoogleの目指す未来を詰め込んだスマホ

 単純に高性能スマートフォンとしてPixel 3 XLを見た場合、他社製品と比べて明らかに優れた部分も劣っている部分もあまり見当たらない。現行の最新ハイエンドスマホの中では平均的なモデルだ。その一方で、11万9000円(Google Playストア価格)からという価格は割高に感じるかもしれない。

 だが、普段の生活のほとんどをGoogleに頼っている人や、今後のGoogleの動向が気になっている人にとって、Pixel 3 XLほどGoogle各種サービスを使いやすく、さらにGoogleがAndroidスマートフォン全体をどういった方向へ進めたいのかを体感できる端末はない。Googleが目指す、スマートフォンの在り方を体験したい人にとっては買いの端末だ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  6. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  7. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  8. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  9. パナの電動アシスト自転車、スマホ連携が可能に バッテリーの盗難防止や残量通知など 12月発売 (2026年09月28日)
  10. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー