ネットプロテクションズは10月25日、カードレス後払いサービス「atone(アトネ)」をCCCフロンティアが運営するスマートフォンアクセサリーショップ「UNiCASE(ユニケース)」の12店舗に順次導入することを発表した。同サービスの実店舗への本格導入は、UNiCASEが初となる。
実店舗でatoneを使う際の流れは以下の通り。
利用代金は、請求はがきを使ってコンビニエンスストアで支払う。請求の締め日は毎月末で、支払いの期日は利用翌月の20日となる。
atoneによる決済に対応するUNiCASEの店舗は以下の通り。順次導入となるため、利用可能になるタイミングは店舗によって異なる。対応店舗には掲示があるので確認しよう。
atoneの実店舗対応を記念して、上記の対象店舗とUNiCASEのオンラインストアでは「お試しキャンペーン」を実施する。このキャンペーンでは、1回の買い物で2500円(税込)以上購入し、代金の支払いにatoneを利用すると、請求金額から500円が割り引かれる。
キャンペーン期間はオンラインストアでは11月1日まで、実店舗では11月8日まで。詳細はUNiCASEのサイトで確認してほしい。
UNiCASEでは利用客の利便性を考えて実店舗、オンラインストア共にさまざまな決済手段に対応している。今回のatone決済の実店舗導入も利便性向上の一環で、オンラインストアで導入済みだったことも決め手だったようだ。
一方、atoneを実店舗決済にも対応させた狙いについて、ネットプロテクションズの杉山崇氏(atoneユニットマネージャー)は「後払いの方法は(クレジット)カードだけではないことを示したかった」と語る。UNiCASEへの導入をきっかけに、飲食店を始めとするさまざまな業態に展開していく計画だ。
atoneの実店舗決済はコード決済を用いる。コード決済にはさまざまな企業が参入してきており競争も激しくなりそうだが、杉山氏は「カードレスの後払いという点で(他のサービスとは)すみ分けができる」と、他のコード決済とユーザーを取り合うような事態にはならない見通しを示した。
その上で杉山氏は「キャッシュレス決済を進める観点では、(いろいろなコード決済サービスが)出てくることはありがたいこと」と語る。コード決済の普及と加盟店の拡大に向けて、今後は他事業者との連携も積極的に検討していくという。
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