世界を変える5G

ドコモの5G実証実験はここまで進んでいた 「DOCOMO Open House 2018」レポート(3/3 ページ)

» 2018年12月07日 06時05分 公開
[房野麻子ITmedia]
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公共のデバイスを自分用に使える「デバイスクラスタ」

 自分のスマホやタブレット、周辺機器を使う場合、今は自分で購入し、持ち歩くこと普通だが、「デバイスクラスタ」を活用すると、デバイスのシェアリングやレンタル、町中にある公共交通機関のモニターを少しだけ借りて、自分のために使うことができるようになる。新しいデバイスの使い方を実現できるプラットフォームとして展示されていて、デモで使い方を体験できる。

 例えば、スマホで目的地までの経路検索をする場合、その場に行かないと進む方向が分からない場合がある。デバイスクラスタに対応した改札だと、通過する際にスマホをタッチすると、改札を出た後にどちらの方向に進めばいいかが表示される。

DOCOMO Open House 2018 改札でおサイフケータイをタッチするように読み取り機にタッチすると、引き落とされた電車賃と同時に自分の進む方向が示される

 また、バス停留所では、乗り場がたくさんあって、どこに行けばいいのか分からない場合も多い。このソリューションを使うと、スマホをかざすと、どの乗り場に進んだらいいのかが分かる。

DOCOMO Open House 2018 「DEVICE CLUSTER」の表示にスマホをかざすと、自分が行くべき乗り場が表示される

 コンビニなどにあるサイネージでは、道案内に加え、お店から発行されたクーポンの表示もできるという。来店を促すために使えるというデモだ。

DOCOMO Open House 2018 サイネージの例。道案内と同時に10%オフのクーポンが表示された

 タブレットやスマホを貸し出すような、デバイスクラスタ対応店舗に行った場合は、自分のスマホをタッチすると、ホーム画面の壁紙やデータの状態など、自分用の環境が自動で端末に設定され、自分のものとして使えるようになる。また店舗側は、どのユーザーがどのデバイスを使っているか、デバイスの管理画面で確認できる。メンテナンスのためにデバイスの利用を一時的に停止することも可能。ユーザーがどのくらいの時間デバイスを使っているかを確認し、課金することもできる。

DOCOMO Open House 2018 デバイス管理画面の例

 実用化するにはパートナーの開拓が必要だが、基盤とアプリケーションを導入してもらえれば、すぐにでも実現可能だという。デバイスシェアリングという新しいデバイスの使い方が登場するかもしれない。

 ドコモとAGCが共同開発し、11月7日に発表された「ガラスアンテナ」も展示されている。景観を重視しながらスモールエリアを構築できるアンテナで、室内側の窓にガラスアンテナを貼り、屋外をエリア化する。今回開発したガラスアンテナは3.4GHz帯から3.5GHz帯の周波数に対応し、従来のスモールエリア向けのアンテナと同等のエリアを構築できる。周波数の割り当てが決まり次第、5Gの周波数への対応も検討するという。

DOCOMO Open House 2018 11月7日に発表された「ガラスアンテナ」も展示
DOCOMO Open House 2018 アンテナは屋内側に貼り付け、屋外をエリア化する
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