Y!mobile、UQ mobile、BIGLOBEモバイルの「iPhone 7」はどれがお得?

» 2019年01月26日 06時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 Y!mobile(ソフトバンク)、UQ mobile、BIGLOBEが「iPhone 7」を2018年12月20日に発売した。取り扱うストレージ容量は32GBと128GBの2種類、カラーはブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの4色。ジェットブラックはない。iPhone 7はApple Storeでも販売されているが、3社のiPhone 7はどれがお得なのか? iPhone 7の特徴をおさらいしつつ見ていこう。価格は全て税込。

iPhone 7 Y!mobileやMVNOが扱う「iPhone 7」

 まずはiPhone 7の特徴を振り返る。iPhone 7はAppleが2016年秋に発売した機種だが、2019年現在でも高い人気を誇る。製品名に「Plus」や「Max」が付くiPhoneに比べて一回りぐらい小さいボディーなので、持ちやすい。FeliCa(Apple Pay)や防水・防塵(じん)に対応していることも考えると、iPhone 6sやiPhone SEとの機能差は大きい。

iPhone 7 一部の携帯電話ショップでは、最新機種よりも安いiPhone 7が売れ続けているという。写真はジェットブラックの背面

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアが販売しているiPhone 8と比べると、カメラ性能やプロセッサ、ワイヤレス充電、デザインなど以外で大きな違いはない印象だ。

Y!mobileの価格

 続いて気になる価格だが、まずはY!mobileから見ていこう。

 端末価格は32GBモデルが7万2576円(3024円×24回)、128GBモデルが8万5536円(3564円×24回)で、525円の頭金がかかる。一括で支払う場合は7万3116円。540〜1620円の月額割引が最大24回分ある。

 Y!mobileの実質最安値は32GBモデル。新規/MNPでスマホプランM/Lを利用した場合は実質負担額が3万3696円となる。

UQ mobileの価格

 UQ mobileの端末価格は32GBモデルが6万7932円(2808円×24回)、128GBモデルが8万892円(3348円×24回)。最大24回は864〜1404円の月額割引がある。

 UQ mobileの実質最安値は32GBモデル。おしゃべりプランかぴったりプランでM/Lを利用した場合の実質負担額が3万4236円となる。

BIGLOBEモバイルの価格

 BIGLOBEモバイルでは端末購入時の支払い方法は分割払いのみだ。端末購入時に「アシストパック」という実質的に分割払いにとなる支払い方法が適用される。アシストパックは初期費用を抑えて月々の月額利用料金に上乗せする内容。以前、この施策について同社の料金担当者に取材したところ、「一括だと『安い』というイメージが崩れてしまう。端末も料金も安くして、長く安心して使ってほしいので『アシストパック』を導入している」と話していた。

 端末価格は32GBモデルが6万912円(2538円×24回)、128GBモデルが7万3872円(3078円×24回)。32GBと128GBモデル共通で、毎月1134円が割り引かれる。BIGLOBEモバイルの実質最安値は32GBモデルで、2年使うと3万3696円となる。

補足

 Y!mobileはソフトバンクの回線をそのまま、UQ mobileはKDDIから借りた回線を使用する。BIGLOBEモバイルはNTTドコモとKDDIから借りた回線を使うが、iPhone 7ではKDDI回線しか選べない。

 Apple Storeで販売されているSIMロックフリー版のiPhone 7は、32GBモデルが5万4864円、128GBモデルが6万6744円だ。

価格を比較する

 最後に下の比較表でおさらいしてみよう。

iPhone 7 iPhone 7の一括価格表
iPhone 7 iPhone 7の実質負担最安値の比較表
※Y!mobileは頭金540円が含まれた価格で、スマホプランM/L加入時の価格。プランSに加入した場合は、月額割引が上記価格より毎月540円減額される

 比較一括で最も安いのはSIMロックフリー版だ。金銭的に余裕があり、購入してすぐに好きな会社と自由に契約したい人や、SIMカードを差し替えて使う人には、SIMロックフリー版がオススメだ。

 一方、2年間しっかりと使う予定であれば、Y!mobile、UQ mobile、BIGLOBEモバイルで契約して購入する方がSIMロックフリー版よりも安い。32GBと128GBいずれも最も安いのはY!mobileとBIGLOBEモバイルで、2社とも実質価格は同じだ。Y!mobileとUQ mobileの場合、月間通信容量の少ないプランを選ぶよりも多いプランを選択した方が、実質負担総額が安くなる。

 Y!mobileやMVNOで契約をする場合、本体だけを購入するSIMロックフリー版とは異なり、契約や分割の審査はあるが、Y!mobileとUQ mobileの「学割」と組み合わせて使えば、もっと安く維持できそうだ。

 今回は、基本的に誰もが選べる料金での比較となり、購入店舗やキャンペーン、購入時期などにより、本稿に記載の価格とは異なる場合があるのでご理解いただきたい。

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