今日から始めるモバイル決済

スマホ×カード 組みあわせで“明暗”が分かれる非接触決済ふぉーんなハナシ(3/3 ページ)

» 2019年02月14日 14時15分 公開
[井上翔ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

逆に「Androidだけ」非接触決済に対応するカードもある

 ここまでApple Payでのみ非接触決済を使えるカードの話をしてきましたが、先に少し触れた通り、おサイフケータイ対応Androidスマホでのみ非接触決済できるカードもあります。主なものを挙げると、以下の通りです。

  • nanaco
  • WAON
  • みずほWallet for Android(QUICPay+)
  • Kyash(Google Pay/QUICPay+)
  • LINE Pay(Google Pay/QUICPay+)
  • じぶん銀行スマホデビット(QUICPay+)

 nanacoやWAON、先述の楽天Edyは、そもそもApple Payで対応していないという問題があります。Apple Payの一部として、これらの電子マネーが内包されないと対応は厳しいと思われます。

 一方で、その他のカードはすでにApple Payが対応している「QUICPay+」を非接触決済プラットフォームとして利用しています。一見するとハードルはそれほど高くなさそうに見えるのですが、ひも付けるべきリアルカードがなくても構わないという点が引っかかるのでしょうか(※)。

※ みずほWallet for Android、Kyash、LINE Payは、リアルカードを持っていればそれを使ったひも付けも可能です

KyashとLINE Pay Kyash(左)とLINE Pay(右)は「Google Pay」アプリを介してQUICPay+を利用できる。リアルカードを発行していない状態でも、所定のアプリから操作することでQUICPay+の情報を書き込める

 ……と思ったのですが、昨日(2月13日)リリースされた「メルペイ」のApple Pay(iD)は、ひも付けるリアルカードがなくても、メルカリアプリからの操作でiD(とMastercardコンタクトレス)のカード番号が付与されます。

 リアルカードがない(なくても良い)ことが、Apple Pay対応の障壁となっているわけではないようです。

メルペイiD メルペイのApple Pay(iD)は、メルカリアプリでバーチャルカードを作成し(左)、そのカード情報をそのままWalletに登録できる(右)

スマホもカードも「選べる自由」がほしい

 結局のところ、スマホで非接触決済を使いたい場合、現時点ではスマホとカードの“組みあわせ”を考えないといけません。「このスマホにしたら、あのカードが使えない」「このカードにしたら、あのスマホでは使えない」といった状況です。

 こういう話になると「物理的なカード最強!」という話になるのですが、スマホで非接触決済を使うと複数のカードを1台にまとめられるとか、チャージしたり履歴確認したりする際に別デバイスを用意する必要がないといったメリットもあります。だからこそ、筆者は日々の決済を極力スマホの非接触決済にまとめているのです。

 理想はスマホもカードも自由に組み合わせて非接触決済が使える世界なのですが、その道のりは平たんではなさそうです。どうにかなると良いのですが……。

2台のスマホ (仕事の都合もあるが)非接触決済のために2台のスマホを持ち歩く筆者。これを1台にまとめられたら……
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月25日 更新
  1. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  2. 「手書き」より「キーボード」を望む子供たち スマホ・PCが変えた文字入力の歴史と、今こそ見直したい手書きの価値 (2026年05月24日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. なぜ? 「Rakuten WiFi Pocket 5G」販売再開も、Rakuten Linkは利用できず 理由を楽天モバイルに聞いた (2026年05月23日)
  5. ソニー、AIカメラアシスタントが売りのXperia 1 VIIIを発表――公式Xアカウントはなぜ大炎上したのか (2026年05月24日)
  6. あの“ロボットマラソン”でHONORが優勝していた スマホ技術を応用した「Robot Phone」から家庭用ロボット実現へ、AI戦略の全貌 (2026年05月24日)
  7. 【ワークマン】2500円の「ベーシックアンカーリュック」 多様なシーンで使える容量24Lの収納力 (2026年05月24日)
  8. なぜ「ドコモの障害」と誤解されたのか? 19日に設備障害が起きたMVNOに確認して分かったこと (2026年05月22日)
  9. あなどれないワークマンの“小物” 手頃で機能性に優れているのが決め手か (2026年05月23日)
  10. 「値上げ」は悪手ではない? KDDIとソフトバンクの“価値競争への転換”から見える勝ち筋 (2026年05月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年