このように、ストリーミング動画の容量を節約しようと涙ぐましい努力をしたのですが、画質(解像度)を下げすぎると、コンテンツによっては映像がつぶれすぎて視認できないという問題も発生します。
そこで活用したのが「公衆Wi-Fiスポット」と「ダウンロード機能」です。
公衆Wi-Fiスポットを使うと、手持ちのスマホやタブレット(モバイル通信回線)の通信容量を気にせずにダウンロードできます。バックボーン(裏側)の回線が光回線なら、通信も高速です。自分の契約しているキャリアのWi-Fiサービスのアイコンを目印に探してみると良いでしょう。
最近の筆者は、鉄道の駅にある公衆Wi-Fiスポットを主に活用しています。駅のスポットは光回線で整備されているものがほとんどだからです。
ダウンロードに対応した動画アプリは、光回線の公衆Wi-Fiスポットと相性が抜群に良好。ストリーミングよりも高画質の動画をあらかじめダウンロードしておいて、帰り道や自宅で楽しむことができるのです。一度視聴を開始してしまえば、一定時間はネットにつながなくても視聴できます。
主な動画サービスのダウンロード本数や時間に関する制限は以下の通りです。
25本までダウンロード可。コンテンツはダウンロードから30日間有効で、ライセンスは初回再生から48時間(超過時は更新可)。
「Abemaプレミアム」(月額980円)会員のみ、25本までダウンロード可。コンテンツはおのおのに定められた視聴期間内で有効(ただし、コンテンツごとに設定された時間を経過するとライセンス更新が必要)。
25本までダウンロード可。コンテンツはダウンロードから30日間有効で、ライセンスは初回再生から48時間(超過時は更新可)。
100本までダウンロード可。視聴期限はユーザーの契約や作品によって異なる(一部コンテンツは初回再生から48時間の時間制限ライセンス)。視聴期限が切れた場合はオンラインで更新可能(一部コンテンツは更新回数に制限あり)。
「YouTube Premium」(月額1180円)会員のみ、任意の動画を「オフライン動画」として一時保存可。コンテンツは再生から29日間有効で、ライセンスは初回再生から48時間(超過時は更新可)。
本当はデータ通信量の節約の“様”を1本の記事でお伝えしたかったのですが、あまりに長くなりすぎたので、動画以外のアプリにおける通信量節約術は別の記事でお伝えします。
お楽しみに!
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