コラム
» 2019年05月14日 10時00分 公開

「家族割プラス」「制限時速度アップ」「原則容量無制限」――auの新プランの特徴を再チェック (1/2)

auが「ピタットプラン」を見直し、フラットプランに「7GB+SNS放題」なメニューを追加。さらには「原則容量無制限」なプランも新規投入することになった。新プランの特徴を簡単に解説していく。

[井上翔,ITmedia]

 既報の通り、KDDIと沖縄セルラー電話が新料金プラン「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」を6月1日から、「auデータMAXプラン」を発表。それに伴い、一部を除くスマホ向け旧プランの加入受け付けを2段階に分けて終了する。

 新料金プランでは、「家族割プラス」という回線数に応じた割り引きも導入。NTTドコモやソフトバンクに追随した。

 新料金プランにはどのような特徴があるのだろうか。5月13日に都内で開催された「au発表会 2019 Summer」の模様を交えつつ、改めて見ていこう。

(記事中の料金は全て税別)

新料金プランのまとめ 新料金プランのまとめ(各種割引適用後)
東海林崇専務 プレゼンテーションを担当したKDDIの東海林崇専務(コンシューマー事業本部長)

家族利用で割り引き ただし「家族」の定義に注意

 従来の「auピタットプラン」「auフラットプラン」では、家族(契約回線数)に応じた割り引きが用意されていなかった(参考記事)。

 それに対し、「家族で利用する際の負担感を軽減すること」(関係者)を目的として、今回登場した新プランでは家族のau携帯電話契約数に応じて月額料金を継続的に割り引く「家族割プラス」(法人向けには同一内容の「法人割プラス」)を提供する。

 割り引き額は家族内の契約数によって以下の通り変動する。

  • 家族で2回線契約:月額500円/回線
  • 家族で3回線以上契約:月額1000円/回線
割り引き額 家族割プラスの割り引き額。契約数に応じて割引額が変動する

 割り引き対象となるのは新プランのみだが、新プラン以外の「auフラットプラン」や「VKプラン」シリーズ(VoLTEケータイ専用プラン)、ケータイ向け「カケホ」「スーパーカケホ」も回線のカウント対象となる。

 例えば、家族で「新auピタットプラン」「VKプランM」「auフラットプラン5(学割専用)」を契約している場合、回線カウントは「3回線」で、新auピタットプランの1回線に対して月額1000円の割り引きが適用される。

割り引き対象とカウント対象 割り引き対象は新プランのみだが、一部の既存プランも回線数カウントには含められる
3プランとも割引対象の場合 家族が3人で新auピタットプランに入ると、それぞれの回線に対して月額1000円の割り引きが適用される

 家族割プラスと従来の「家族割」は、家族の定義が異なる点にも注意が必要となる。

 家族割では、同一住所に住む家族の他、所定の書類を提示すれば遠隔地に住む家族とも割り引きグループを組むことができる。

 一方、家族割プラスは、原則として同一住所に住む家族にのみ適用される。ただし、auスマートバリューの対象となる光・CATV回線を契約している場合に限り、50歳以上の別居家族にも適用可能としている。

 ちなみに、家族割は音声通話とSMS(Cメール)、家族割プラスはデータ通信に対する割り引きで、両者を重ねて適用することもできる

遠隔地 家族割プラスは原則として同一住所に住む家族にのみ適用できるが、auスマートバリュー対象の光・CATV回線を契約している場合に限り、50歳以上の別居家族にも適用できる

通話(準)定額はオプション化

 従来の「auピタットプラン」「auフラットプラン」では、国内音声通話が完全定額の「スーパーカケホ」、1通話当たり5分まで定額(準定額)の「カケホ」、通話料金を従量で支払う「シンプル」の中から通話プランを選ぶ形を取っていた。

 それに対し、今回登場した新プランでは、通話(準)定額を利用したい場合はオプションサービスを契約する形態となった。オプション料金は以下の通り。

  • 通話定額ライト(準定額):月額700円
  • 通話定額(定額):月額1700円

 従来の通話プランと同じく、これらのオプションではSMS送信と以下の番号宛の通話は(準)定額の対象外となる。

  • 他社が通話料金を設定する電話番号(「0570」「0180」で始まる電話番号)
  • 別途、auが指定する電話番号

 なお、このオプションに加入しない場合でも、「2年契約」と家族割を併用すると、グループに含まれる番号宛の国内通話は無料となる。

オプション 通話(準)定額は、プランではなくオプションとして提供する

テザリングは“無料”

 auのスマホでテザリング(外部機器とのネット接続共有)をする場合、「テザリングオプション」の契約が必要となる。

 オプションの月額料金は契約しているデータプランによって異なるが、今回登場した新プランでは“無料”となる。ただし、auデータMAXプランの場合、テザリングを含む一部通信に月間データ通信容量が別枠で設定されているので注意が必要だ(詳しくは後述)。

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