韓国で見かけたスマホ「Be Y」はコスパ重視のHuawei端末:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2019年05月26日 10時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 韓国で加入者シェア2位の通信事業者、KTのショップにHuaweiのスマートフォンが販売されていました。型番は「Be Y3」で、他の国では聞かない名称です。実はHuaweiは韓国で独自のモデル名を展開しており、このBe YはKT向け品となります。またシェア3位のLG U+には「H Phone」というモデルも展開しています。

Huawei KTのロゴが入ったHuaweiの「Be Y3」

 Be Y3のベースモデルは「P20 lite」。店頭には何の説明もありませんが、端末に流れるデモムービーはグローバルモデルと同じなのか、P20 liteの表記が流れます。韓国ではこのP20 liteがSIMロックフリーでも販売されているため、同じムービーを使っているのでしょう。

Huawei Be Y3の正体は「P20 lite」

 Be Yシリーズは初代モデル「Be Y」が「P9 lite」、2代目モデル「Be Y2」が「P10 lite」で、日本でも売れ筋のコスパ重視モデルをこれまで投入しています。手ごろな価格のミッドレンジモデルを増やすことで、少しでも加入者を増やしたいという考えなのでしょう。KTの店ではBe Y3の展示コーナーは意外と大きいスペースを割いています。

Huawei 同一モデル3機種を並べて展示。力の入れようが分かる

 外観は海外や日本販売モデルと同様で、背面にKTのロゴが入っているところが違うくらい。表裏どちらも1600万画素カメラが特徴ですが、KTの店舗ではカメラより価格を強くアピールしているようでした。料金プランはさまざまなものがありますが、実質的に日本円で約1万円以下で買えるようです。

Huawei インカメラの画質も高いBe Y3

 本体カラーはブルーとブラックの2色。ブルーは鮮やかな色ですが、ブラックはオーソドックスな落ち着いた色合い。ターゲットユーザーが価格に敏感な層ということで、日本で出ているサクラピンクのようなかわいい系のカラーは投入されていません。

Huawei ブルーとブラックの2色展開

 日本ではP30シリーズが発表され、カメラ機能の高さでHuawei端末の注目がさらに高まっていますが、韓国では過去に発売されたハイエンドモデルは「P9」シリーズのみ。P30クラスの製品ならSamsung、Appleに十分対抗できるだけに、そろそろ投入してもいいように感じます。

 なおKTはHuaweiのタブレットも「Be Y Pad」ブランドで投入しています。現在販売されているのは「MediaPad M3」ベースの「Be Y Pad2」。2年以上前の製品なので、こちらも新製品の発売が期待されます。

Huawei 表記はBe Y2だが、正式名称はBe Y Pad2のHuaweiタブレット

 ただ、ソウルの街中のスマートフォンケース屋をいくつかまわってみたところ、Be Yシリーズのケースを扱っているところはあまりありませんでした。やはりHuaweiのスマートフォンは韓国ではまだマイナーな存在ということなのでしょう。世界最強レベルのカメラを搭載する製品を有する同社だけに、ハイエンドモデルでブランド認知度アップを図る時期が来ているのではないでしょうか?

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