Galaxy S10/S10+は3月から既に世界各国で販売されていますが、日本でもようやくドコモとKDDIから販売されることになりました。グローバルモデルは販売国により異なりますが、日本の3色に加えてグリーンやイエロー系の色も追加されています。また一部の国では「フラミンゴピンク」も登場しています。
2019年2月にサンフランシスコで行われたGalaxy S10/S10+の新製品発表会の席では、このフラミンゴピンクカラーの実機の展示がなく、一部のメディアだけに公開されただけでした。またGalaxyの母国、韓国でもフラミンゴピンクは当初販売されていませんでした。
ところが4月に入ってから、Galaxy S10フラミンゴピンクが韓国で追加販売開始。ゴールデンウイーク明けにソウルを訪れたところ、サムスンの店などに実機が展示されていました。手に取って見ているのは男性よりも女性客の方が多く、やはりピンク系の色は人気があるのでしょう。なお、フラミンゴピンクは「サクラピンク」などの淡い色合や「いかにもピンク」といった濃い色ではなく、赤味の強いオレンジに近い色合いです。
基本性能はもちろん既存のGalaxy S10と変わりません。ターゲットはやはり女性層が中心となるのでしょう。スペックの高さが売りのGalaxy S10ですが、色合いが変わるとちょっとおしゃれな雰囲気の端末に見えます。他メーカー製品にもない色合いだけに、透明カバーを付けて見せびらかしたくなるかもしれません。
本体側面は表も裏も角を取ったエッジデザインのため、裏側のフラミンゴピンクが横からもちらりと見えます。Galaxy Sシリーズは実はこの横からの「カラーのチラ見」も特徴の1つで、目立つ色合いのモデルほど側面の表情が豊かに見えます。
実は韓国は4月3日から5Gサービスが始まっているため、サムスンの一押しモデルは5G対応の「Galaxy S10 5G」です。とはいえ、5Gはまだカバレッジが狭く、端末も1機種のみ。基本料金もやや高めです。ということで消費者の多くは5Gモデルよりも既存のGalaxy S10/S10+を求める姿が多いようです。
日本の5Gは2020年に開始予定。気が早いですが、Galaxy S11と呼ばれるモデルが5G対応として日本でも出てくることでしょう。そのときはぜひグローバルと発売日の歩調を合わせ、なおかつアグレッシブなカラバリ展開をしてほしいものです。そしてGalaxy S10のフラミンゴピンクも、2019年の秋には新色として日本市場に追加されることを期待しています。
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