楽天ペイを使っている稲田さんは、もともと「楽天モバイル」を使っていたので、楽天スーパーポイントも同時にたまる楽天のエコシステムに引かれたという。
そんな稲田さんは、楽天ペイの他にも「メルペイ」やPayPayを使っている。メルペイや楽天は小さいキャンペーンを頻繁に行っており、それをきっかけに各キャンペーンも使うようになった。過去には「コーヒーが10円で飲めるキャンペーン」もあり、キャッシュレスのお得さに驚いたとのこと。
稲田さんは、各社のポイント還元も重要な要素の1つだと話す。一方、「メルペイポイントはセブンイレブンでは使えるが、ローソンでは使えなかった」など、店舗によって使えるポイントが違うことに困ったという。
そもそも実店舗で買い物する機会が多く、特にお得なキャンペーンをやっていなければコード決済ではなくSuicaを使うという。Suicaのメリットについては「ピッとタッチする方が早くて便利」だと話す。
一方、コード決済は「例えばその都度アプリを起動することや、ポイントを使うのかどうかを操作するのが面倒」だと話す。さらに「使う人や店員さんが操作に慣れていないと、レジに列ができてしまい、周りの人にまで迷惑を掛けてしまう」と話す。こうした点は、Suicaを使う人ならではの視点だと感じた。
稲田さんは、特に急ぎの用事ではSuicaを使い、時間に余裕があれば楽天ペイで支払っている。
デメリットも多いが、楽天ペイではメリットも多いという。稲田さんは「楽天ポイントは楽天モバイルの引き落としに使える」ことや、「ポイントで通信費を払えるのはうれしい」と評価し、いわゆる楽天エコシステムが気に入っている印象を受けた。
まだコード決済を使ったことがない西城さんは、直近まではコード決済を検討していたそうだが、「宮川大輔のCMで知ったPayPayを使うかどうかで迷っていた矢先に、PayPayの第1弾キャンペーンが終了した」ため、断念したとのこと。
コード決済アプリに配信されるクーポンにも興味を持つ西城さんだが、手が出せずに悩む理由は「操作方法が分からない」ことや、「困ったときに誰に聞けば解決するのか分からない」からだという。
そんな西城さんは、普段は現金よりもモバイルSuicaやクレジットカードで買い物をする機会が多い。子供がいる西城さんは、レジで手がふさがっているときに、財布から小銭を出すのが手間だと感じている。「コード決済もクレジットカードのように簡単に決済できるのなら使いたい」と述べた。
一方で、どうしてもSuicaやクレジットカードが使えない八百屋やスーパーもある。西城さんは「現金はどうしても必要な場面が多々あり、完全に現金離れはできない」と不安そうに話していた。
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