今日から始めるモバイル決済

ユーザー数900万、加盟店70万を突破 PayPayが放つ次の一手とは?石野純也のMobile Eye(2/3 ページ)

» 2019年07月20日 06時00分 公開
[石野純也ITmedia]

店舗とユーザーの「タッチポイント」になることを目指すPayPay

 次にPayPayが目指すのは、店舗とユーザーの接点を強化することだ。馬場氏は、店舗側から「お客さまとの接点を持ちたいという声があった」と明かす。一方で、「中小の店舗だと、システムを作るのは金額も大きく、不正アクセスの心配もある。個人情報の管理も大変」と、課題は多い。これらを解決するソリューションを提供していくのが、PayPayの“次の一手”だ。

PayPay 販促ツールとしての機能を強化していく方針

 馬場氏が講演で紹介した新機能は、次の3点になる。1つ目が、クーポン機能だ。「例えばヤフーにクーポンを表示させ、それを取得すれば、自動的に割引が受けられるようにする」といい、実現すれば、店舗側が集客のツールとして使えるようになる。紹介されたスクリーンショットを見ると、コードを表示させた画面で、クーポンの適用・非適用をユーザー側が設定できるようだ。

PayPay ヤフーと連動したクーポン機能を備えていくという

 ショップアカウントが、2つ目の機能だ。店舗がアカウントを持ち、定期的に情報を発信できるようになる。ユーザー側は、そのアカウントをフォローすることで、店舗の最新情報を入手できる。来店回数に応じて特典を用意する、スタンプカードのような仕組みも用意されるようだ。同様の機能は、LINE Payを擁するLINEも導入していたが、PayPayもこれに追随する格好になる。店舗から、PayPay経由でメッセージを出すことも可能になるという。

 馬場氏によると、メッセージは購買データを元に出し分けることも可能になるとしながら、「ロイヤルカスターの方だけに何かプレゼントしたり、逆に1回しか来店していない方にメッセージを流せるツールも、作っていきたい」と語った。

PayPay
PayPay 店舗がアカウントを持てるようになり、ユーザーにメッセージを出す機能も搭載される

 3つ目は、一部が既に発表、導入されているものになるが、グループ内サービス連携強化していく。例えば、「DiDiでの支払いも、将来的にはPayPayの中でDiDiを呼び、決済まで済ませられるようにすることを考えている」という。ヤフオクなど、ヤフーのサービスとの連携も深めていくという。具体的な中身には触れられなかったが、「ワリカンや残高の送金も拡充し、より便利に使えるようにしていく」という。

PayPay
PayPay サービス連携や、わりかん機能なども強化していく

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月25日 更新
  1. 【ニトリ】2990円の「置くだけスマホ充電LED時計」 カレンダーや温度も表示できる (2026年08月24日)
  2. “5秒で−5度” ワークマンの「ペルチェベスト」を体験 45度の猛暑でも冷える仕組みとバッテリーの安全性に迫る (2026年08月24日)
  3. スマホ時代に「写ルンです」が再ブームのワケ 富士フイルムに聞く40周年モデル投入の狙い (2026年08月24日)
  4. 「iPhone 18」シリーズうわさまとめ 秋にPro、来春に無印登場か 「さらなる値上げ」の可能性も考える (2026年08月19日)
  5. スマホの「イヤフォン端子」っていりますか? (2026年08月22日)
  6. 3COINSで1980円の「ペルチェクーラー」は残暑でも確実に涼しい 動脈に当てれば効果アップ (2026年08月22日)
  7. ドコモの銀行が“メガバンク級の成長”を描くワケ ドコモショップの無料サポートが果たす役割 (2026年08月21日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. 最大24万強マイル還元のチャンス 新「ANAアメックス」誕生、日常決済で“旅が近づく”特典強化の中身 (2026年08月21日)
  10. インフラシェアリングから「周波数シェア」の時代へ ミリ波を落札したJTOWERの次なる戦略 (2026年08月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー