ここからはいつも通り、いろいろとマスターAIに頼りつつ撮影である。
人物から。人を見つけると自動的にポートレートモードになり、背景はボケ、肌もきれいに撮ってくれる。
ちなみに、マスターAIをオフにして撮ったのがこちら。
人を撮るときはマスターAIに頼りましょう、という結論でよいかと思う。Huaweiのカメラって見栄えのするシャキッとした写りが特徴だが、人の肌はあまりシャキッとさせると都合がよくないのだ。
ポートレートモードにすると背景のボケ具合や、ビューティーレベルをコントロールできる。
続いてインカメラで自撮り。
インカメラは2400万画素と高画素で26mm相当。レンズはF2.0。ポートレートモードを使うと、ライティングやビューティーモードの細かな調整(スリム化や肌の色など)もできる。
というわけで、これまでと変わらず、P30のカメラはスマートフォンのカメラはこうあるべきって道を歩んでいる感じだ。
最後にいろいろと撮ってみて終わりにしよう。風景は超広角で青空クッキリがいい。
ちなみに曇っているときはちゃんと「曇り」とAIが認識して、青空時とはちょっと違ったセッティングで撮ってくれる。
時には「超広角で撮った方がいいよ」とマスターAIが教えてくれる。
料理は「フード」と認識された途端に、花は「花」と認識された途端に色鮮やかになった。
ここで花をアップで撮ろうと3xにしたら、メインカメラのデジタルズームになる。望遠カメラは撮影最短距離が長くマクロ撮影はできないので、自動的にメインカメラのデジタルズームに切り替わるのだ。でもそれを感じさせない写りはさすが。
マクロ撮影も得意だ。
スーパーマクロモードにするとここまで寄れる。
最後はお約束の猫を。
P30が完璧かというと、超広角カメラはメインカメラの色の差や、メインカメラと望遠カメラでの微妙なオートホワイトバランスの効きの違いが気になることはある。
でも全体としてはさすがHuaweiという写り。マスターAIが仕事したときの写りの気持ちよさはさすがで、さらに高感度に強くなったため、室内でフラッシュなしで撮ることが多いスマートフォンには朗報だ。
Huaweiのハイエンド機に迫るカメラ性能の機種は出てくるのか、さらにP30 Proの望遠カメラはどんなレベルに仕上がっているのか、そっちも楽しみである。
今回は基本性能のチェックをメインにしたので、P30 Proをレビューするときはもっといろんなシチュエーションで試してみたい。
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